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■(緊急)BIND 9.xの脆弱性(CPU・メモリの過剰な消費)について(CVE-2026-19630)
- バージョンアップを強く推奨 -
株式会社日本レジストリサービス(JPRS)
初版作成 2026/10/22(Thu)
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▼概要
BIND 9.xにおける実装上の不具合により、namedに対する外部からの攻撃が
可能となる脆弱性が、開発元のISCから発表されました。本脆弱性により、
namedにおいて、サービスの停止や品質低下などが発生する可能性がありま
す。
該当するBIND 9のパッケージを利用しているユーザーは、各ディストリビュー
ションベンダーからリリースされる情報の収集やバージョンアップなど、適
切な対応を速やかに取ることを強く推奨します。
▼詳細
▽本脆弱性の概要
フルリゾルバー(キャッシュDNSサーバー)は名前解決の際、権威DNSサーバー
から受け取る応答を所定の方法で確認、処理します。
BIND 9.xの名前解決には実装上の不具合があり、フルリゾルバーにおいて特
定の構造を持つDNSメッセージを受け取った際に実行される、追加の処理の
上限が設けられていません。このため、該当する構造を大量に持つDNSメッ
セージを受け取った際にCPU・メモリの過剰な消費が発生し、サービス不能
の状態に至る可能性があります。
そのため、外部の攻撃者がこの状況を発生させることができた場合、named
のパフォーマンスが低下し、サービスが妨害される可能性があります。
▽対象となるバージョン
本脆弱性は、BIND 9.11.0以降のすべてのバージョンのBIND 9が該当します。
なお、ISCではサポートを終了した系列のセキュリティパッチはリリースし
ないと発表しています。
▽影響範囲
ISCは、本脆弱性の深刻度(Severity)を「高(High)」と評価しています。
本脆弱性については、以下の脆弱性情報[*1]も併せてご参照ください。
[*1] CVE Record: CVE-2026-19630
<https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2026-19630>
▼一時的な回避策
本脆弱性の一時的な回避策は存在しません。
▼解決策
本脆弱性を修正したパッチバージョン(BIND 9.20.30)への更新、あるいは、
各ディストリビューションベンダーからリリースされる更新の適用を、速や
かに実施してください。
▼参考リンク
以下に、ISCから発表されている情報へのリンクを記載します。また、各ディ
ストリビューションベンダーからの情報や前述のCVEの情報なども確認の上、
適切な対応を取ることを強く推奨します。
- ISC
セキュリティアドバイザリ
CVE-2026-19630: Amplified resource exhaustion in inbound message
processing
<https://kb.isc.org/docs/cve-2026-19630>
パッチバージョンの入手先
BIND 9.20.30
<https://ftp.isc.org/isc/bind9/9.20.30/bind-9.20.30.tar.xz>
▼連絡先
本文書に関するお問い合わせは <dnstech-info@jprs.co.jp> までご連絡くだ
さい。
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▼更新履歴
2026/10/22 11:00 初版作成
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