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■d.root-servers.net(D-Root)のIPアドレス変更に伴う設定変更について
株式会社日本レジストリサービス(JPRS)
初版作成 2013/01/07(Mon)
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▼概要
2013年1月3日(協定世界時)、ルートサーバーの一つである
d.root-servers.net(D-Root)のIPアドレスが変更されました(*1)。
旧IPアドレス: 128.8.10.90
新IPアドレス: 199.7.91.13
(*1)JPRSでは今後、ルートサーバーのホスト名/表記として、
「x.root-servers.net」及び「X-Root」(x及びXはa~m/A~M)
を使用します。
キャッシュDNSサーバーを運用されている各位におかれましては、当該サー
バーのルートヒントの更新など、適切な対応を取ることを推奨します。
新しいルートヒントファイルは、以下で公開されています。
<http://www.internic.net/domain/named.root>
<http://www.internic.net/domain/named.cache>
また、Anonymous FTPでも入手可能です。
<ftp://ftp.internic.net/domain/named.root>
<ftp://ftp.internic.net/domain/named.cache>
なお、今回の変更ではDNSSECに関連する設定変更は必要ありません。
▼参考:BIND 9、Unboundにおけるルートヒントの更新方法
参考情報として、BIND 9及びUnboundにおけるルートヒントの更新方法を示
します。なお、実際の更新作業の際には各ディストリビューションベンダー
からの情報などもご確認ください。
- BIND 9
設定ファイルnamed.confにおいて指定されているルートヒントファイルを
上記URIから入手・更新後、rndc reloadコマンドでファイルを再読み込み
するか、namedプロセスを再起動します。もしnamed.confにおいてルート
ヒントが設定されていなかった場合、上記URIから入手したルートヒント
ファイルを指定する必要があります。
なお、再読み込み/再起動の際、事前にnamed-checkconfコマンドでエラー
がないことを確認しておくとより安全です。
- Unbound
Unboundはデフォルトではプログラム内のルートヒントを使用しており、
ルートヒントファイルを参照していません。そのため、設定ファイル
unbound.confのroot-hints:行の設定を有効にし、上記URIから入手したルー
トヒントファイルを指定した後、unbound-control reloadコマンドで設定
ファイルを再読み込みすることで、ルートヒントが更新されます。
なお、再読み込みの際、設定ミスなどでルートヒントファイルのオープン
に失敗した場合サービスが終了してしまうため、事前にunbound-checkconf
コマンドでエラーがないことを確認しておくとより安全です。
▼関連情報
■D.root-servers.netのIPアドレス変更について
<http://jprs.jp/tech/notice/2012-12-18-d-root-ip-address-change.html>
▼連絡先
本文書に関するお問い合わせは <dnstech-info@jprs.jp> までご連絡ください。
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▼更新履歴
2013-01-07 10:00 初版作成
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