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■(緊急)BIND 9.20.xの脆弱性(メモリリークの発生)について(CVE-2026-3104)
- BIND 9.20系列のみが対象、バージョンアップを強く推奨 -
株式会社日本レジストリサービス(JPRS)
初版作成 2026/03/26(Thu)
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▼概要
BIND 9.20.xにおける実装上の不具合により、namedに対する外部からの攻撃
が可能となる脆弱性が、開発元のISCから発表されました。本脆弱性により、
namedを含む当該サーバーで動作しているプログラム/システムがメモリ不足
に陥り、異常動作や停止が発生する可能性があります。
該当するBIND 9のパッケージを利用しているユーザーは、各ディストリビュー
ションベンダーからリリースされる情報の収集やバージョンアップなど、適
切な対応を速やかに取ることを強く推奨します。
本脆弱性は、BIND 9.20系列のみ対象となります。
▼詳細
▽本脆弱性の概要
DNSSECでは問い合わされたデータが存在しないことを、存在するデータを示
すことで証明します。これを不在証明といい、存在するドメイン名そのもの
をNSECリソースレコード(RR)で示す方式と、ドメイン名そのものに代え、
ドメイン名のハッシュ値をNSEC3 RRで示す方式の2種類があります。
BIND 9.20.xには不在証明の取り扱いに不具合があり、特別に細工されたドメ
イン名の名前解決において、メモリリークが発生します。
そのため、本脆弱性を利用して外部の攻撃者がnamedプロセスのメモリ消費
量を増大させ、namedを含む当該サーバーで動作しているプログラム/シス
テムをメモリ不足に陥らせることで、異常動作や停止を誘発させることが可
能になります。
また、管理者がこの状態になったnamedのシャットダウンまたはリロードを
試みた場合、assertion failureでnamedが異常終了します。
▽対象となるバージョン
本脆弱性は、以下のバージョンのBIND 9が該当します。
・9.20系列:9.20.0-9.20.20
▽影響範囲
ISCは、本脆弱性の深刻度(Severity)を「高(High)」と評価しています。
本脆弱性については、以下の脆弱性情報[*1]も併せてご参照ください。
[*1] CVE Record | CVE
<https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2026-3104>
▼一時的な回避策
本脆弱性の一時的な回避策は存在しません。
▼解決策
本脆弱性を修正したパッチバージョン(BIND 9.20.21)への更新、あるいは、
各ディストリビューションベンダーからリリースされる更新の適用を、速や
かに実施してください。
▼参考リンク
以下に、ISCから発表されている情報へのリンクを記載します。また、各ディ
ストリビューションベンダーからの情報や前述のCVEの情報なども確認の上、
適切な対応を取ることを強く推奨します。
- ISC
セキュリティアドバイザリ
CVE-2026-3104: Memory leak in code preparing DNSSEC proofs of
non-existence
<https://kb.isc.org/docs/cve-2026-3104>
パッチバージョンの入手先
BIND 9.20.21
<https://ftp.isc.org/isc/bind9/9.20.21/bind-9.20.21.tar.xz>
▼連絡先
本文書に関するお問い合わせは <dnstech-info@jprs.co.jp> までご連絡くだ
さい。
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▼更新履歴
2026/03/26 10:00 初版作成
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