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■(緊急)BIND 9.xの脆弱性(DNSサービスの停止)について(CVE-2026-5946)
- フルリゾルバー(キャッシュDNSサーバー)/権威DNSサーバーの双方が対象、
バージョンアップを強く推奨 -
株式会社日本レジストリサービス(JPRS)
初版作成 2026/05/21(Thu)
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▼概要
BIND 9.xにおける実装上の不具合により、namedに対する外部からのサービ
ス不能(DoS)攻撃が可能となる脆弱性が、開発元のISCから発表されました。
本脆弱性により、提供者が意図しないDNSサービスの停止が発生する可能性
があります。
該当するBIND 9のパッケージを利用しているユーザーは、各ディストリビュー
ションベンダーからリリースされる情報の収集やバージョンアップなど、適
切な対応を速やかに取ることを強く推奨します。
▼詳細
▽本脆弱性の概要
DNSではIP以外の通信プロトコルにも対応できるように、ネットワークの種
類としてインターネット(IN)以外のクラス(CH、HS)を指定できるように
なっています。
BIND 9.xにはIN以外のクラスを持つDNSメッセージの取り扱いに不具合があ
り、IN以外のクラスが指定された特定のリクエストの処理において、
assertion failureが発生する可能性があります。
そのため、外部の攻撃者がこの状況を発生させることができた場合、当該サー
バーのDNSサービスを停止させることが可能になります。
▽対象となるバージョン
本脆弱性は、BIND 9.11.0以降のすべてのバージョンのBIND 9が該当します。
なお、ISCではサポートを終了した系列のセキュリティパッチはリリースし
ないと発表しています。
▽影響範囲
ISCは、本脆弱性の深刻度(Severity)を「高(High)」と評価しています。
本脆弱性は権威DNSサーバーとフルリゾルバー(キャッシュDNSサーバー)の
双方が対象となります。
本脆弱性については、以下の脆弱性情報[*1]も併せてご参照ください。
[*1] CVE Record | CVE
<https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2026-5946>
▼一時的な回避策
IN以外のクラスを持つゾーンを設定せず[*2]、かつ、外部からのDynamic
Updateによるゾーンの更新を許可しないようにすることで(デフォルトでは
不許可)、本脆弱性を回避できます。
[*2] JPRSからISCに確認し、version.bindなど、BIND 9にCHクラスでビルト
インされているゾーンは、本脆弱性の対象外である旨の回答を得てい
ます。
▼解決策
本脆弱性を修正したパッチバージョン(BIND 9.20.23/9.18.49)への更新、
あるいは、各ディストリビューションベンダーからリリースされる更新の適
用を、速やかに実施してください。
▼参考リンク
以下に、ISCから発表されている情報へのリンクを記載します。また、各ディ
ストリビューションベンダーからの情報や前述のCVEの情報なども確認の上、
適切な対応を取ることを強く推奨します。
- ISC
セキュリティアドバイザリ
CVE-2026-5946: Invalid handling of CLASS != IN
<https://kb.isc.org/docs/cve-2026-5946>
パッチバージョンの入手先
BIND 9.20.23
<https://ftp.isc.org/isc/bind9/9.20.23/bind-9.20.23.tar.xz>
BIND 9.18.49
<https://ftp.isc.org/isc/bind9/9.18.49/bind-9.18.49.tar.xz>
▼連絡先
本文書に関するお問い合わせは <dnstech-info@jprs.co.jp> までご連絡くだ
さい。
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▼更新履歴
2026/05/21 11:00 初版作成
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