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■(緊急)BIND 9.20.xの脆弱性(メモリ破壊の発生)について(CVE-2026-3593)
- DNS over HTTPSが有効に設定されている場合のみ対象、バージョンアップを強く推奨 -
株式会社日本レジストリサービス(JPRS)
初版作成 2026/05/21(Thu)
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▼概要
BIND 9.20.xにおける実装上の不具合により、namedに対する外部からのサー
ビス不能(DoS)攻撃が可能となる脆弱性が、開発元のISCから発表されまし
た。本脆弱性によりメモリ破壊が発生し、意図しない異常な動作やサービス
の停止などが発生する可能性があります。
該当するBIND 9のパッケージを利用しているユーザーは、各ディストリビュー
ションベンダーからリリースされる情報の収集やバージョンアップなど、適
切な対応を速やかに取ることを強く推奨します。
本脆弱性は、DNS over HTTPSが有効に設定されているBIND 9.20系列のみ、
対象となります。
▼詳細
▽本脆弱性の概要
DNS over HTTPSはRFC 8484で定義される、DNSの通信をHTTPSで暗号化するこ
とで、利用者のプライバシーを保護するための機能です。
BIND 9.20.xのDNS over HTTPSの実装には、use-after-free脆弱性が存在し
ます。そのため、細工されたHTTP/2のデータを送りつけることでメモリ破壊
が発生し、意図しない異常な動作やサービスの停止などが発生する可能性が
あります。
▽対象となるバージョン
本脆弱性は、以下のバージョンのBIND 9が該当します。
・9.20系列:9.20.0-9.20.22
▽影響範囲
ISCは、本脆弱性の深刻度(Severity)を「高(High)」と評価しています。
本脆弱性は権威DNSサーバーとフルリゾルバー(キャッシュDNSサーバー)の
双方が対象となります。
本脆弱性については、以下の脆弱性情報[*1]も併せてご参照ください。
[*1] CVE Record | CVE
<https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2026-3593>
▼一時的な回避策
DNS over HTTPSを提供していない場合、DNS over HTTPSを無効に設定すること
で、本脆弱性を回避できます。
▼解決策
本脆弱性を修正したパッチバージョン(BIND 9.20.23)への更新、あるいは、
各ディストリビューションベンダーからリリースされる更新の適用を、速や
かに実施してください。
▼参考リンク
以下に、ISCから発表されている情報へのリンクを記載します。また、各ディ
ストリビューションベンダーからの情報や前述のCVEの情報なども確認の上、
適切な対応を取ることを強く推奨します。
- ISC
セキュリティアドバイザリ
CVE-2026-3593: Heap use-after-free vulnerability in BIND 9
DNS-over-HTTPS implementation
<https://kb.isc.org/docs/cve-2026-3593>
パッチバージョンの入手先
BIND 9.20.23
<https://ftp.isc.org/isc/bind9/9.20.23/bind-9.20.23.tar.xz>
▼連絡先
本文書に関するお問い合わせは <dnstech-info@jprs.co.jp> までご連絡くだ
さい。
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▼更新履歴
2026/05/21 11:00 初版作成
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