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■BIND 9.xの脆弱性(過剰なCPU負荷の誘発)について(CVE-2026-19668)
  - バージョンアップを強く推奨 -

                                株式会社日本レジストリサービス(JPRS)
                                            初版作成 2026/09/17(Thu)
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▼概要

  BIND 9.xにおける実装上の不具合により、namedに対する外部からの攻撃が
  可能となる脆弱性が、開発元のISCから発表されました。本脆弱性により、
  namedにおいて過剰なCPU負荷が誘発され、結果としてサービスの停止や品質
  低下などが発生する可能性があります。

  該当するBIND 9のパッケージを利用しているユーザーは、各ディストリビュー
  ションベンダーからリリースされる情報の収集やバージョンアップなど、適
  切な対応を速やかに取ることを強く推奨します。

▼詳細

▽本脆弱性の概要

  DNSSECはDNS応答に電子署名を追加し、問い合わせ側で検証することでDNSの
  攻撃耐性を向上させる、セキュリティ拡張機能です。

  BIND 9.xのDNSSECの処理には不具合があり、特定の種類の不正なDNSSEC関連
  リソースレコードを大量に処理する際に、システムリソースの過剰な消費が
  発生する可能性があります。

  そのため、外部の攻撃者がこの状況を発生させることができた場合、named
  のパフォーマンスが低下し、サービスが妨害される可能性があります。

▽対象となるバージョン

  本脆弱性は、BIND 9.11.0以降のすべてのバージョンのBIND 9が該当します。

  なお、ISCではサポートを終了した系列のセキュリティパッチはリリースし
  ないと発表しています。

▽影響範囲

  ISCは、本脆弱性の深刻度(Severity)を「中(Medium)」と評価しています。

  本脆弱性については、以下の脆弱性情報[*1]も併せてご参照ください。

  [*1] CVE Record: CVE-2026-19668
       <https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2026-19668>

▼一時的な回避策

  ISCは、namedの設定ファイル(通常はnamed.conf)の
  「max-records-per-type」及び「max-types-per-name」オプションにより、
  リソースレコードセットの最大数・種類を制限することが、本脆弱性の影響
  の軽減に役立つ旨を発表しています。

▼解決策

  本脆弱性を修正したパッチバージョン(BIND 9.20.29)への更新、あるいは、
  各ディストリビューションベンダーからリリースされる更新の適用を、速や
  かに実施してください。

▼参考リンク

  以下に、ISCから発表されている情報へのリンクを記載します。また、各ディ
  ストリビューションベンダーからの情報や前述のCVEの情報なども確認の上、
  適切な対応を取ることを強く推奨します。

  - ISC

   セキュリティアドバイザリ

    CVE-2026-19668: Resource Exhaustion via Excessive DNSSEC
                    Cryptographic Material Matching
    <https://kb.isc.org/docs/cve-2026-19668>

   パッチバージョンの入手先

    BIND 9.20.29
    <https://ftp.isc.org/isc/bind9/9.20.29/bind-9.20.29.tar.xz>

▼連絡先

  本文書に関するお問い合わせは <dnstech-info@jprs.co.jp> までご連絡くだ
  さい。

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▼更新履歴
  2026/09/17 11:00 初版作成

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