委員会資料
株式会社日本レジストリサービス 第1回JPドメイン名諮問委員会議事録
1. 日時
2002年3月26日(火) 16:00 ~ 17:40
2. 場所
赤坂東急ホテル13階 「光の間」(東京都千代田区永田町 2-14-3TEL:03-3580-2311)
3. 出席者
- 飯塚久夫委員
- 加藤真代委員(次第4終了後退席)
- 後藤滋樹委員
- 下浦敏治委員
- 松本恒雄委員
- 東田幸樹(JPRS 代表取締役社長)
- 佐野晋(JPRS 代表取締役副社長)
- 渡邊哲男(JPRS 取締役)
4. 次第
- 開会
- 社長挨拶
- 委員の紹介
- JPRS の紹介
- JP ドメイン名の概要
- 諮問委員会について
- 仮議長の選任
- 議題
- 諮問委員会規則の承認
- 委員長の選任
- 諮問事項と答申スケジュールについて
- その他
- 閉会
5. 資料
- 資料1 座席表
- 資料2 JPドメイン名諮問委員一覧
- 資料3 JPRS の紹介
- 資料4 JPドメイン名の概要
- 資料5-1 JPドメイン名諮問委員会設置要綱
- 資料5-2 JPドメイン名諮問委員会設置要綱について
- 資料6-1 JPドメイン名諮問委員会規則(案)
- 資料6-2 JPドメイン名諮問委員会規則案と設置要綱との比較表
- 資料7-1 諮問書
- 資料7-2 JP ドメイン名諮問委員会への諮問事項
- 参考資料1 委員推薦状
- 参考資料2 用語集
- 参考資料3 JPドメイン名について
- 参考資料 JPNIC 10年の歩み
6. 議事録
(◎は委員長、○は委員、●は JPRS 取締役および事務局の発言)
- 《開催の挨拶》
- 《JPRS 社長挨拶》
- 委員の先生方には、本日はご多忙のところご出席を賜わり、心よりお礼申し上げます。さて、JPRS の基本となる事業は、社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)から移管される JP ドメイン名の登録管理業務ですが、近年のインターネットの急速な発展に伴うドメイン名を取り巻く環境の変化によって、JPNIC で事業を続けることについて、さまざまな検討がされてきました。そうした検討の結果、業務の移管先として設立されたのが JPRS でした。
この10年間、日本のインターネットコミュニティの方々のご尽力によって、JP ドメイン名は、世界的にも誇れる質の高いドメイン名になっていると考えておりますが、この JP ドメイン名の登録管理業務を、民間会社として移管を受けたということで、身の引き締まる思いです。
民間の良さである柔軟さや機動力を十分に発揮することにより、信頼性があり、国際的にも競争力のあるドメイン名に育てていくことが大切と思っております。しかし、民間会社ということで経営のほうにばかり軸足がいきますとJPドメイン名を健全に育てていくことに問題がでてくるかもしれないと考えているところでございます。そのようなときに、登録管理業務の公平性や中立性を守って行くことが大切と考え、自らをしっかりとチェックしてゆくために、JPドメイン名諮問委員会を設けさせていただきました。
委員の先生方には、日本のインターネットコミュニティの幅広い分野からの代表として、それぞれの視点から、ご意見、ご指導をいただければ幸いでございます。
このたび手探りで第一回目の委員会の開催をさせていただく運びとなりましたが、私どもおよび事務局に何かと不手際があるかと存じます。何卒ご容赦のほどお願いいたします。
以上、簡単ではありますがご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 - 《委員の紹介》
- ● 本日時点での諮問委員は5名だが、JP ドメイン名諮問委員会設置要綱において委員構成は6名となっており、未定の1名の委員については引き続き JPNIC より推薦を受ける予定。
- 《事務局から資料3について説明》
- 《事務局から資料4について説明》
- 《事務局から資料5-1、5-2について説明》
- ○ 活動内容の「諮問委員会からの諮問・勧告」は、委員から JPRS に勧告などの発案をする際にも適用されるのか。
● 適用される。委員から勧告事項を発案できる。
○「諮問委員会の議事」の「議決」について、通常は出席委員の過半数で議決を行い、議事の内容に応じて過半数の賛成があれば出席委員の全員一致または3分の2以上をもって議決をすることができ、議決方法についても委員から提案することができるということか。
● その通り。議事の内容によって、委員会中に「この案件は全員一致がふさわしい」または「3分の2以上の賛成が必要」といったご検討をいただくことが可能。 - 《仮議長の選任》
- 後藤委員が委員長選出までの議事進行のため仮議長に選任された。
- 《事務局から、資料6-1、6-2について説明》
- ○ 今説明のあった規則案は、JP ドメイン名諮問委員会設置要綱を規則として整えるために、一部必要な追加・変更をおこなったものと解釈してよいか。
● そのとおり。設置要綱からの主な変更点は第2条、第5条第2項、第12条第1項の3点で、資料6-2に記載されている通り。
資料6-1に示された諮問委員会規則案が、JP ドメイン名諮問委員会規則として出席委員全員の賛成により承認された。 - 《委員長の選任》
- 諮問委員会規則第7条第2項に基づき、後藤委員が委員長に選任された。
- 《副委員長の選任》
- 諮問委員会規則第7条第2項に基づき、松本委員が副委員長に選任された。
- 《諮問書の提出》
- 諮問委員会規則第4条に基づき、資料7-1として JPRS 取締役会より諮問書が提出された。
- 《JPRS 役員会から、資料7-1、7-2について説明》
- ○ 指定事業者は現在何社くらいか。
● 現在は属性型ドメイン名の指定事業者約480社、汎用ドメイン名の指定事業者約470社。 - 《答申スケジュールについて》
- ○ 規則については、2003年1月の改定を目指すとのご説明をいただいたが、現実には既に様々な問題が生じているので、規則の改定による抜本的な解決までの間、2002年中は運用上で切り抜けていくという形になるか。
● これまで JPNIC の時代もこうした問題を抱えながらやってきたこともあるが、2002年中は運用上でできる限り対応する。また、その対応については随時それが適切なものかどうかを検討したいと考えている。抜本的な変更が必要なものについては、全体的な構造の見なおしの作業や周知期間含めて、1年程度はかかるのではないかと考えている。
◎ スケジュール的なことを考えると、指定事業者が対応するために必要な期間などから短期間での規則の変更は難しい。JPNIC でも、現在2、3ヶ月の周知期間を設けている。答申スケジュールの具体的な日程については委員の皆様とのご相談になるかと思うが、2003年1月を目標にして逆算すると、周知期間や具体的な答申としてまとめるための作業等を鑑みて、2002年9月末または10月の初めに次回の委員会を開催することになるのではないかと思う。
◎ 規則では本委員会の定例の開催が2月と8月となっているが、諮問内容がそれぞれ長年の課題でもあり、今年度に関しては定例通りではなく、9月または10月の次回の委員会開催の前段として、6月くらいまでに、概要と問題点・基本的な方針についてある程度具体化されたところで一度、作業的にお集まりいただく機会を持つのが良いのではないか。まず3ヶ月程度かけて概要と方針を具体化し、6月前後に一度それを確認する機会を持ち、その後3ヶ月程度で規則として整えるのに必要な作業を進め、9月または10月に再び委員会を開催するということではどうか。
○ 次回までの過程としては、事務局または部会的なもので内容を揉んでゆく、という進めかたになるのか。
◎ 会合を持てればそれに越したことはないが、場合によれば事務局から個別にご意見を伺っていただくという形もありうると思う。委員の皆様のスケジュール的なご都合と、まだ未定の委員が1名いることもあり、場合によっては直接説明する必要もあるので臨機応変に進めたい。
● 郵送・メール等で適宜、方針案を事務局からお送りする形で都度ご意見をお伺いし、ある程度纏まったところでお集まりいただくことも考えたい。
◎ 今年度については若干変則的な進め方になる部分もあると思うが、意見交換についてはメール等でできる部分もあるので、適宜集まるということも含めて臨機応変に対処して、内容を優先して進めていきたい。スケジュールは後ほど再度確認していただきたいが、基本的にはこの日程で進めていきたい。
諮問事項の答申のスケジュールが承認された。 - 《議事録の確認について》
- ◎ 議事録は原則公開だが、特定の個人や事業者に関わる内容がある場合等、何か公開について注意すべき点があれば議事録の確認時にご意見を伺いたい。
- 《閉会》
- ◎ 次回の具体的な開催日時については事務局から後日ご連絡いただく形にてお願いしたい。
以上