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委員会資料

第5回JPドメイン名諮問委員会議事録

  株式会社日本レジストリサービス  第5回JPドメイン名諮問委員会議事録


1. 日    時: 2003年5月21日(水) 17:00 ~ 18:00


2. 場    所: ホテルグランドパレス 408『桐の間』
              〒102-0072  東京都千代田区飯田橋1-1-1
              Tel 03-3264-1111 Fax 03-3230-4985


3. 出 席 者: 飯塚久夫委員
              潮田壽彌委員
              加藤雄一委員
              後藤滋樹委員
              松本恒雄委員


4. 陪 席 者:  東田幸樹(JPRS 代表取締役社長)
              佐野晋(JPRS 代表取締役副社長)
              渡邊哲男(JPRS 取締役)
              堀田博文(JPRS 取締役)


5. 次  第:
   1. 開会
   2. 社長挨拶
   3. 議題
       (1) 第2期JPドメイン名諮問委員会委員長ならびに副委員長の選任
       (2) インターネットユーザ代表諮問委員の推薦について
       (3) 2003年度JPドメイン名諮問委員会の活動について
       (4) その他
   4. 閉会


6. 資  料
   資料1  JPドメイン名諮問委員一覧
   資料2  第2期JPドメイン名諮問委員推薦者(案)
   資料3  2003年度JPドメイン名諮問委員会における検討課題(案)
   参考資料1  JPドメイン名諮問委員会規則
   参考資料2  答申書「第2期JPドメイン名諮問委員会委員の選任方法について」(JPRS-ADVRPT-2002003)


7. 議  事(◎は委員長、○は委員、●は JPRS 取締役および事務局の発言)

《開催の挨拶》

   ● 今回は本年度の最初の本委員会の会合となるため、委員長選出までの間、
   委員会事務局を代表して議事の進行をさせていただきたい。まずは本委員会の
   開催にあたり、JPRS社長の東田よりご挨拶をさせていただきたい。

《社長挨拶》

   ● JPRS社長の東田幸樹でございます。
  本日はご多忙のところご出席を賜わり、心よりお礼申し上げます。

   昨年の3月にJPドメイン名諮問委員会が発足いたしまして、早いもので一年が
   経過したわけですが、その間、委員の皆様のご尽力のおかげで、JPRSは滞りな
   くJPドメインのレジストリとしての責任を果たすことが出来ました。

   この一年の間に、登録規則の方針策定や、LG.JPドメイン名の新設など、さま
   ざまな大きな変化があったわけですが、そのいずれもが、この諮問委員会の中
   で議論され、さまざまなご意見をいただくことで、社会的にも高い評価を受け
   ることができたと考えております。

   LG.JPドメイン名については既に開始されていて、無事レジストリとしての責
   任を全うすることができておりますし、登録規則も最終段階に入っていて、今
   年度中には固まる見通しであります。

   今期についても、引続きJPRSの重要な問題につきまして、委員の先生方には、
   日本のインターネットコミュニティの幅広い分野からの代表として、それぞれ
   の視点から、ご意見、ご指導をいただきまして、JPドメイン名のより一層の発
   展のためにご助力をいただければと存じます。

   インターネットの世界は、非常に動きの早い業界でもあるため、委員の皆様方
   には、いろいろと急なご相談やご無理をお願いしてしまうこともあるかと存じ
   ますが、改めまして、委員の皆様には宜しくお願い申し上げます。

   以上、簡単ではありますがご挨拶とさせていただきます。
   ありがとうございました。


   ● 本日、5名の委員の方にご出席いただき、諮問委員会規則での議決定足数を
   満たしている。委員会の人数についてはJPドメイン名諮問委員会規則にて、6
   名にて構成する、となっているが、現在、5名のみのご就任頂いた状態とない
   る。選任については、本日の議事にも含まれているが、本日時点では、欠員1
   名という形で運営させて頂きたい。また、本日は、JPRSの役員として、社長の
   東田、副社長の佐野、ならびに役員の堀田と渡邊が陪席させていただくことを
   ご了承お願い申し上げたい。

《第2期 JP ドメイン名諮問委員会委員長および副委員長の選任について》

   ● それでは、本日の議事次第に従いまして、本委員会の委員長ならびに副委員
   長を選出していただきたい。本委員会規則第7条に従い、委員の皆様方にて互
   選となっているのでお諮りしたい。

   ○ 第1期に引き続き、後藤委員にお願いしたい。

   ● ご異議がないようですので、第1期に引き続き、後藤委員に本委員会の委員
   長をお願いしたい。それでは、次いで副委員長の選出をお諮りしたい。

   ○ こちらも、第1期に引き続き、松本委員にお願いしたい。

   ● それでは、委員長・副委員長とも、第1期に引き続き、それぞれ後藤委員と
   松本委員にお引き受けいただく。以後の議事進行は、委員長に引き継いで、本日
   の議事を進めて参りたい。

        第2期JPドメイン名諮問委員会委員長として後藤滋樹委員が、副委員長と
        して松本恒夫委員が、それぞれ選出された。

《インターネットユーザ代表諮問委員の推薦について》

   ◎ 2002年11月8日に開催された第3回の委員会での議論を受けて、次期委員は
   当委員会によって推薦するという答申を行った(参考資料2)。

  この答申に基づき、2003年2月の第4回委員会で現在の5名の委員の推薦が行わ
   れたが、その際未定になっていましたインターネットユーザ代表の方につき、
   第1期に引き続いて、主婦連合会の加藤真代氏にお引き受けいただけることと
   なったため、改めて推薦ということでお諮りしたい(資料2)。

   ○ 加藤真代氏には、第1期の委員会においても、ユーザという観点から非常に
   貴重なご意見をいただけたので、是非お願いしたい。

   ◎ それでは、本委員会は加藤真代氏をインターネットユーザ代表の委員として
   推薦する。就任の具体的な手順に関しては、別途事務局よりご連絡をお願いし
   たい。

        インターネットユーザ代表諮問委員として、主婦連合会参与の加藤真代氏
        が推薦された。

《2003年度JPドメイン名諮問委員会の活動について》

  ◎ では、引続き「2003年度JPドメイン名諮問委員会の活動について」に移りた
   い。まず、資料3『2003年度JPドメイン名諮問委員会における検討課題(案)』
   につき、JPRSよりご説明をお願いしたい。

        資料3『2003年度JPドメイン名諮問委員会における検討課題(案)』につき
        事務局より説明が行われた。

   ◎ それでは、只今の資料3『2003年度JPドメイン名諮問委員会における検討課
   題(案)』に関して、ご意見を伺いたい。資料に挙げられたテーマについて、検
   討の方法や、具体的な項目についてもご意見があれば頂きたい。

   ○ 公平性・中立性ということに関して、JPRSとしては、なんらか実態調査等、
   あるいはアンケートといったようなことを行っているのか。

   ● 世論調査的なものは現在やっていない。

   ◎ 仕組み、あるいは考え方といった点について、他国など比較対象となりそう
   な組織についての調査等はどうか。

   ● JPRS同様に諮問委員会を設けている他のccTLDについて、その活動調査を行
   うなど、公平性・中立性に関する活動の調査は行っている。

   ○ 諮問委員会を設けていることが、公平かつ中立であることなのか、または、
   ドメイン名の登録管理業務の「公平性・中立性」が、ドメイン名の登録規則の定
   め方そのもの問題なのか、実際の業務における規則の運用の仕方の公平性・中立
   性の問題なのかを明確にする必要があるのではないか。

   ● 登録規則ならびに業務の双方が、日本のユーザにとって公平かつ中立なもの
   になっているかどうか、という観点でテーマとして挙げさせていただいている。
   また、諮問委員会のあり方そのものも、公平性・中立性を保つための重要なテ
   ーマなので、そちらについては別途委員会の構成等を含めて、ご検討を頂けれ
   ばと考えている。

   ○ 公平性・中立性の問題は、厳密に議論するとすれば、その定義を含めて非常
   に難しく、委員会としても勉強しながらやる必要もあるだろう。
   また、公共性・公益性という概念と、公平性・中立性という概念の定義等につい
   ても念頭に置いて考えていく必要があるだろう。

   ◎ 注意すべき点として、組織、登録規則、業務の運用等、関連するファクター
   についてまとめて整理して置く必要がある。関連する要素について検討して、
   具体化したものをチェックリストのような形で整理することも有益だと思う。

   ◎ 2つめのテーマである、指定事業者契約が終了になった際の登録者の扱いと
   いうのは、現実に問題が発生して対応を迫られている問題なのか、予想される
   事態についての準備という観点でテーマとしているのか。

   ● これは、現実に対応を迫られている問題で、実際に契約終了となった指定事
   業者で登録されたドメイン名の取り扱いに対応を行う必要が生じている。一方、
   3つめのテーマである指定事業者の権限により廃止届が出されたドメイン名の保
   護の問題については、事象としては発生しているが、まずは指定事業者に適切な
   対応をお願いするという形にて対応がなされているので、それほど緊急性の高い
   問題ではない。

   ◎ 本日は、項目・枠組みの確認、おおむね資料3に提示された骨子に従って進
   めていくことについてご確認を頂きたいと思う。実際に具体的な議論を行って、
   答申を行う際までには、現状等について具体的に整理しておく必要があるだろう。
   昨年のLG.JPドメイン名の設置のように、当初の予定にかかわらず、公共的な観
   点から急務であるような問題や、その他、緊急に対処すべき切実な問題が発生し
   た場合には随時対応していくこともあろうかと思うが、まずは、大枠として本日
   提示されたテーマに沿って、今年度の活動を行いたい。

   ◎ 今年度の本委員会の活動スケジュールのおおよその目安としては、昨年度の
   例に従って、今回(第5回)の後、諮問書の提示として、8月または9月の定例
   の委員会として開催して具体的な説明をいただくことになるだろう。
   最終的に来年の2月までには、それに対する答申を行いたいと思うが、そのため
   には、一度しっかり議論をしておく必要があると考えられるので、たとえば11
   月などに臨時で答申事項の検討のための委員会を開催するといったような形で進
   めていきたいと考えている。
   実際の開催に際しては、委員の皆様のご都合等を鑑みて開催することになると思
   うが、概ねこのような形で活動を行いたい。

        2003年度の委員会活動として、資料3のテーマに基づきJPRSより提出される
        諮問事項につき、今年度中に答申を行う予定について承認された。

   ◎ これにて本日の議案を全て終了し、第5回JPドメイン名諮問委員会を閉会する。

《閉会》

                                                                         以上

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