委員会資料
第71回JPドメイン名諮問委員会議事録
株式会社日本レジストリサービス 第71回JPドメイン名諮問委員会 議事録
1. 日 時: 2021年6月1日(火) 14:35~15:45
2. 場 所: 株式会社日本レジストリサービス 東京本社 大会議室
東京都千代田区西神田3-8-1 千代田ファーストビル東館13F
3. 出 席 者: 後藤滋樹 委員長
金子宏直 副委員長
梅村研 委員
浦川伸一 委員
佐々倉秀一 委員
鶴田光則 委員
長田三紀 委員
4. 同 席 者: 宇井隆晴 (JPRS 取締役)
岩谷理恵 (JPRS 事務局)
佐々木俊博(JPRS 事務局)
松丸真紀子(JPRS 事務局)
5. 次 第:
1. 開会
2. 議題
(1) 第11期JPドメイン名諮問委員会 委員長及び副委員長の選任
(2) 答申「第11期JPドメイン名諮問委員会委員の選任方法について」
(JPRS-ADVRPT-2020002)への対応について
(3) JPドメイン名の概況とドメイン名を取り巻く状況について
3. 閉会
6. 資 料:
資料1 第11期JPドメイン名諮問委員会委員一覧
資料2 JPドメイン名諮問委員会の答申JPRS-ADVRPT-2020002への対応
及びJPドメイン名諮問委員会 第11期委員の任命
資料3 JPドメイン名の概況とドメイン名を取り巻く状況について
参考資料1 JPドメイン名諮問委員会規則
参考資料2 諮問書「第11期JPドメイン名諮問委員会委員の選任方法につい
て」(JPRS-ADV-2020002)
参考資料3 答申書「第11期JPドメイン名諮問委員会委員の選任方法につい
て」(JPRS-ADVRPT-2020002)
参考資料4 JPドメイン名諮問委員会 第11期委員推薦書
7.議 事:(◎は委員長、○は委員、●はJPRS取締役及び事務局)
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<開 会>
《出席状況の報告》
●出席状況の報告の前に第11期委員の選任の経過について事務局から報告する。
●2020年12月8日に「第11期JPドメイン名諮問委員会委員の選任方法について」
の諮問書が本委員会に提出され、2020年12月21日に7つの団体・分野から各1名を
選任するとの答申が行われた。そして2021年2月16日に第11期委員推薦書を諮問
委員会よりJPRSに提示した。
これを受け、JPRSにおいては、2021年3月10日に取締役会を開催し、第11期委員
推薦書に基づき、第11期委員7名の任命を決議した。その後、7名の委員の皆様と
の就任手続きが完了し、本日、第11期委員会の第1回目として、「第71回JPドメ
イン名諮問委員会」の開催に至っている。
●本日の委員会には、梅村研委員、浦川伸一委員、金子宏直委員、後藤滋樹委員、
佐々倉秀一委員、鶴田光則委員、長田三紀委員、以上7名の出席をいただいている。
従って、JPドメイン名諮問委員会規則第13条に規定されている、開催に必要な定
足数の「委員の過半数」を満たしていることを報告する。
本日、JPRSからは、宇井隆晴、岩谷理恵、佐々木俊博、松丸真紀子が同席する。
<議題(1) 第11期JPドメイン名諮問委員会 委員長及び副委員長の選任>
●委員長及び副委員長の選任に先立ち、委員の皆さまに自己紹介をいただきたい。
はじめに、JPRS取締役の宇井よりご挨拶申し上げる。
[JPRS取締役 宇井よりご挨拶]
[委員各位による自己紹介]
●それでは、議題である「第11期JPドメイン名諮問委員会 委員長および副委員長
の選任」をお願いしたい。諮問委員会規則第7条に従い、委員長、副委員長につい
ては、委員各位の互選となっており、委員の皆さまの意見をいただきたい。
○委員長は後藤委員にお願いしたい。
●後藤委員という意見が出たが、他の委員からのご意見はいかがか。
○異議なし
●委員長を後藤委員にてお引き受けいただけるか。
○了承した。(後藤滋樹委員)
●副委員長の選任も、委員の皆様のご意見をいただきたい。
○副委員長は金子委員にお願いしたい。
●他の委員からのご意見はいかがか。
○異議なし
●他のご意見は無いようである。副委員長を金子委員にてお引き受けいただける
か。
○了承した。(金子宏直委員)
●それでは、委員長、副委員長が選任されたので、ここからは議事の進行を後藤
委員長にお願いしたい。
<議題(2) 答申「第11期JPドメイン名諮問委員会委員の選任方法について」
(JPRS-ADVRPT-2020002)への対応について>
◎「第11期JPドメイン名諮問委員会委員の選任方法について」への対応について
は、委員会の冒頭で、事務局より経過とJPRSの対応を報告いただいたので、ここ
での報告は割愛させていただく。
<議題(3) JPドメイン名の概況とドメイン名を取り巻く状況について>
◎「JPドメイン名の概況とドメイン名を取り巻く状況」について、JPRSより説明
いただきたい。
[JPRSより資料について説明]
- 資料3 JPドメイン名の概況とドメイン名を取り巻く状況について
◎指定事業者変更ロックが導入されたとのことだが、具体的な問題がいくつかあ
ったという認識でよろしいか。
●指定事業者変更やドメイン名移転については、指定事業者がドメイン名の登録
者本人に確認を取るプロセスとなってはいるが、登録者が連絡を見逃したり、よ
く理解しないままに承認してしまったり、といったトラブルが稀にある。そのよ
うなトラブルが起きないよう、「指定事業者変更やドメイン名移転の申請があっ
た場合は拒否する」と設定出来るようにしたのが、「ドメイン名移転・指定事業
者変更ロック」である。本サービスはドメイン名登録管理の安全性をより高める
ことを目的とし、2020年12月に導入した。本機能を標準で設定してお客様に提供
している事業者も多くいると聞いており、広く利用されているサービスと認識し
ている。
◎特に大きな問題はなくとも、各種設定について簡単に変更手続きを行うことが
できないようにするということは一般的かと思う。安全性を考慮した施策と理解
した。
○資料3に「日本国内の地理的名称gTLD」についての説明があるが、「.kyoto」
や「.osaka」など世界的にも著名な都市を表すgTLDがある中で、「.tokyo」だけ
突出して登録数が多い理由が何かあれば教えていただきたい。
●資料3のグラフのように並列されていると、文字列が異なるだけで同一のサー
ビスであるかのように思えてしまうが、実態は違う。文字列によってそのgTLDを
運営しているレジストリが違い、サービスの内容、料金、登録資格などが異なっ
ている。「.tokyo」の場合には、世界中誰でも登録することが出来ることに加え、
登録料金が比較的安いため、登録数としては非常に多い。しかし、たとえば
「.kyoto」については、世界的に知名度の高い都市を表す文字列ではあるが、
この「.kyoto」は誰でも登録出来るのではなく、京都に関連する者のみ登録可能
である。そのようなサービスであるため、しっかりとした手続きが求められ、登
録料金も高くなっている。そのため登録数としては少ないと見ている。以上のよ
うなサービスごとの違いがあるため、文字列としての単純な人気の差としてこの
数字を見ない方がよい、ということをここで補足する。
○理解した。
○インターネット教育支援のご説明の中で、「全国中学高校Webコンテスト」へ
の協賛というお話があった。そこで例示されたWebサイトを閲覧してみたところ、
通常Webサイトには制作者が明示されているが、その記載がない。これは、あく
までもコンテスト用に作成されたWebサイトが、現在も公開されているという認
識でよろしいか。
●ご認識のとおりである。
○制作者の連絡先まで明示する必要はないにせよ、「インターネット教育支援」
という側面から、Webの内容に応じて制作者を明示するなど、Webサイト制作にあ
たっての指針がこのコンテストの応募者に示されているとよいのではないか、と
いう印象を受けた。
●このコンテストは、主催者である特定非営利活動法人 学校インターネット教
育推進協会が、中学生・高校生に「教材として役立つWebコンテンツ」を制作し
てもらい、評価をするものである。ご指摘の通り、Webサイトを世界に公開する
際の形式といった教育面も含めて実行されるとよりよいと思う。協賛社として、
そのようなコメントがあったことは主催側にお伝えする。
◎たとえば特定商取引法ではWebサイト上に表示するべき必須項目が細かく定め
られているが、そこまで厳しく求める必要はないにせよ、教育的ガイドラインの
ようなものがあるとよいかと思う。
○コロナ禍でもドメイン名の利用は順調に増加していると理解したが、コロナ禍
の期間中及びその前後において、人々の生活が変わっていく中で、ドメイン名の
登録のされ方や登録される文字列などに何か変化があればお聞きしたい。
●実際のところ、何がどのように影響しており、それをどこまで把握出来るかは
非常に難しいことだと感じている。先ほど資料3のご説明の中で紹介したCENTRの
見解も、「コロナ禍での事業継続のために、多くの中小企業等(ローカルビジネ
スを営む企業)がオンラインでの情報発信を行ったことが考えられる」とあくま
で現時点での推測となっている。コロナ禍が終息し、また違う変化があれば、観
測・検証が出来る可能性があるため、我々も注視していきたいと考えている。
○理解した。ある意味でドメイン名とは世相を映すものであるという認識である
ためお聞きした次第である。
◎統計的な数値より踏み込んでの分析は難しいかもしれないが、ドメイン名その
ものは誰もが利用する公開情報である。ドメイン名全体の傾向を分析するのは難
しくとも、個別のドメイン名について傾向が読み取れるのであれば、JPRSの立場
で、様々な傾向について表現出来るのではないかという期待もある。何か特徴的
な傾向が読み取れた際は、ぜひ情報共有をお願いしたい。
《今後の予定について》
◎第71回JPドメイン名諮問委員会の議事は終了とする。次回の委員会の具体的な
日程については、また後日、事務局より調整させていただく。
<閉 会>