委員会資料
第80回JPドメイン名諮問委員会議事録
株式会社日本レジストリサービス 第80回JPドメイン名諮問委員会 議事録
1. 日 時:2026年7月7日(火)16:00-16:56
2. 場 所:株式会社日本レジストリサービス(JPRS)東京本社 会議室
東京都千代田区西神田3-8-1 千代田ファーストビル東館12F
3. 出席者:浦川伸一 委員長
金子宏直 副委員長
鎌田俊介 委員
曽根秀昭 委員
長田三紀 委員
山下克典 委員
4. 同席者:堀田博文 (JPRS取締役)
遠藤淳 (JPRS事務局)
小口信 (JPRS事務局)
松丸真紀子(JPRS事務局)
5. 次 第:
1. 開会
2. 議題
(1) 第13期JPドメイン名諮問委員会における委員の交代について
(2) 諮問「JPRSのRDAP サービスにおいてJPドメイン名の検索結果に管
理指定事業者名を表示することについて」(JPRS-ADV-2025001)
について
(3) JPドメイン名の概要とドメイン名を取り巻く状況について
(4) ドメイン名廃止に伴うリスクとJPRSの取り組み
(5) その他
3. 閉会
6. 資 料:
資料1 第13期JP ドメイン名諮問委員会委員一覧
資料2 論点資料:JPRSのRDAPサービスにおいてJPドメイン名の検索
結果に管理指定事業者名を表示することについて
資料3 JPドメイン名の概要とドメイン名を取り巻く状況について
資料4 ドメイン名廃止に伴うリスクとJPRSの取り組み
参考資料1 JPドメイン名諮問委員会規則
参考資料2 諮問書「JPRSのRDAPサービスにおいてJPドメイン名の検索結
果に管理指定事業者名を表示することについて」
(JPRS-ADV-2025001)
参考資料3 プレスリリース「JPRSが『ブランドTLD総合サービス』で新
gTLDの申請から運用までを総合支援」
参考資料4 プレスリリース「JPRSがブランドTLDの申請に必要な
Trademark Clearinghouseへの商標の登録を代行する『TMCH
Agent』に」
参考資料5 プレスリリース「JPRSがドメイン名とDNSについて学べるマ
ンガ小冊子を全国の教育機関に無償配布」
7. 議 事:(◎は委員長、○は委員、●はJPRS取締役及び事務局)
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《出席状況の報告》
●出席状況の報告の前に、第13期JPドメイン名諮問委員会における委員の交代に
ついて事務局から報告する。
●第13期JPドメイン名諮問委員会における委員の交代について報告する。
JPドメイン名指定事業者分野から委員に就任いただいていた藤嶋久様が、2026年
6月10日付で辞任し、後任として、2026年6月11日にJPドメイン名諮問委員会より
山下克典様を推薦いただいた。
これを受け、JPRSでは、2026年6月24日に取締役会が開催され、山下克典様に
JPドメイン名諮問委員に就任いただくことが決議された。その後、山下克典様
より就任の承諾をいただき、2026年7月1日付で委員に就任いただいた。
以上、委員の交代について報告した。
●本日の委員会には、浦川伸一委員長、金子宏直副委員長、鎌田俊介委員、曽根
秀昭委員、長田三紀委員、山下克典委員、以上 6名の出席をいただいている。
従って、JP ドメイン名諮問委員会規則第 13 条に規定されている、開催に必要
な定足数の「委員の過半数」を満たしていることを報告する。
なお、小川義隆委員については、本日ご都合によりご欠席の旨、予めご連絡をい
ただいている。
本日、JPRS からは、堀田博文、遠藤淳、松丸真紀子、小口信が同席する。
<議題(1) 第13期JPドメイン名諮問委員会における委員の交代について>
◎「第13期JPドメイン名諮問委員会における委員の交代について」は、委員会の
冒頭で事務局より報告いただいたため、詳細は割愛させていただく。新しく就任
された山下委員には、一言ご挨拶をいただきたい。
[山下克典委員よりご挨拶]
<議題(2) 諮問「JPRSのRDAP サービスにおいてJPドメイン名の検索結果に管理
指定事業者名を表示することについて」(JPRS-ADV-2025001)について>
◎昨年12月3日に開催された第79回委員会のなかで、JPRSより諮問書「JPRSの
RDAP サービスにおいてJPドメイン名の検索結果に管理指定事業者名を表示する
ことについて」が提出された。今回は、前回の議論を整理する資料を事務局が
作成したので、それを基に更に議論を深めていければと思う。事務局より、資料
について説明いただきたい。
[事務局より資料を説明]
- 資料2 論点資料:JPRSのRDAP サービスにおいてJPドメイン名の検索結果に
管理指定事業者名を表示することについて
●本日ご欠席の小川委員からは、事前に次のご意見を頂戴している。
管理指定事業者名を公開することに関してはメリットが多くあり、また、gTLDで
は原則公開になっていることや他国のccTLDにおいては公開されていることなど
を踏まえて、公開する方向で議論を進めることに関して異論ない。
メリットとしては、これまでも出ている「悪質サイトへの対応迅速化」「ドメイ
ン名紛失・管理トラブルの早期解決」が考えられると思う。
指定事業者変更の勧誘激化については、主要な指定事業者へのヒアリングにおい
ても懸念点としては示されていないことから、大きな問題にはらならないと考え
る。
しかしながら、指定事業者が公開されることで、ドメイン名利用者に対して指定
事業者になりすましたフィッシング行為や、ソーシャルハッキングなどが想定さ
れる。そういった危険性に対しての安全性を担保していくことが重要だと考える。
さらに小川委員からは、安全性の担保に関してもコメントを頂戴している。JPRS
では既に対応しているが、登録者情報の書き換えなどを制限するサービス、およ
びドメイン名の登録やレジストラ移管を実施する際の認証の導入などをしっかり
行う必要がある、という点である。以上、小川委員から頂戴したご意見をご紹介
した。
◎では、ただいまの説明について、質疑をお願いする。
<質疑応答・意見交換>
○グローバル標準に合わせて、対応のスピードを上げていくという点で、管理指
定事業者名の表示には賛成である。ただし、懸念にあるように、指定事業者の中
には管理指定事業者名の表示を前提としておらず、体制が整っていない場合もあ
るため、一定の猶予期間を設けるなどの配慮があるとよいと思う。
●ご指摘いただいた、一定の準備期間をとるという点は、指定事業者の皆さまの
ご意見を伺いつつ検討しているところである。
○一般ユーザー側からの意見になるが、かつて所属していた団体でホームページ
を作成し、情報を発信していくにあたり、当時活動の記録を蓄積してもらってい
た映画制作会社に相談してドメイン名を決定した。ところがいま振り返ると、そ
の過程について詳しくは分かっておらず、ドメイン名の管理指定事業者はどこと
聞かれても答えられなかったと思う。そのため、今回のようにサービス変更が行
われる際に、周知や広報活動をされるということは、ドメイン名登録者だけでな
く、インターネットユーザーにとっても、知ることができる機会になるためよい
ことだと思う。それにより様々な問い合わせが増え、指定事業者への負担が増え
ることも想定されるが、結果的にはよい効果を残すのではと思い、期待している。
◎ほかに質問はあるか。
○指定事業者が問い合わせ対応業務の準備を行うための一定期間というのは、ど
の程度を想定されているか。
●指定事業者様のご意見を伺いつつ決めていくことになろうかと思うが、半年か
ら1年くらいとするのがよいと考えている。RDAPサービスの提供に関する最初の
アナウンスの際に、半年後から開始なのか、1年後から開始なのか、というとこ
ろもアナウンスに含めることになるかと思う。
○1年くらいの準備期間を設けられる予定というお話だが、指定事業者によって
は受けた問い合わせに対してどのように対応したらよいのか見当もつかない場合
があるため、そういった準備期間も必要だろう、ということなのか。
●指定事業者の中には大手から中小規模までおり、事業者の幅は広い。ご指摘の
ように、中小規模の事業者様も対応の準備ができるように期間をしっかり取りた
いと考えている。もちろん大手の場合にも、問い合わせ件数の増加に備えて体制
を組み替えるなどの可能性もあるのではと思うため、それらを踏まえて、半年や
1年の期間が必要だと考えている。
○追加でお聞きしたい。不慣れな小さな事業者でも準備を整えられる期間が必要
だろうということだが、例えば、想定される問い合わせや推奨される対応手順な
どが記された対応マニュアルのようなものをどこかで作られる予定はあるのか。
●JPRSでは、新しく指定事業者の担当者となられた皆さまを主な対象とした、指
定事業者セミナーを定期的に開催している。また、年に1回はパートナーズミー
ティングを開き、指定事業者の皆さまにお集まりいただき、サービス改定のご案
内やその他様々な情報発信などをさせていただいている。そういった場を活用し、
管理指定事業者名を表示するにあたる留意点や想定される代表的な対応方法など
をご案内することを検討するのもよいのではないか、と思ったところである。
◎迅速かつ自律的に様々な対応を行えるようになるという点で、多くのステーク
ホルダーにとってメリットが大きいと捉えている。また、前回懸念として委員の
皆さまから示された点については、事務局にて懸念に対する対応や状況把握をし
てもらえたため、懸念よりもメリットの方がそれなりに大きいだろうということ
を、改めて本日確認できた。
よろしければ、委員の皆さまの合意をいただけたかと思うため、私と事務局にて
答申書の案を作成させていただき、次回の委員会にて皆さまにご確認いただく、
という流れで進めたいと思うが、委員の皆さまよろしいか。
○異議なし
◎JPRSとしてもその進め方でよろしいか。
●そのようにお願いする。
◎ほかに質問はあるか。
○特になし
<議題(3) JPドメイン名の概要とドメイン名を取り巻く状況について>
[JPRSより資料を説明]
- 資料3 JPドメイン名の概要とドメイン名を取り巻く状況について
◎では、ただいまの説明について、質疑をお願いする。
◎質問ではないが、gTLDは今回が14年振りの募集ということで、どれくらいの広
がりを見せるのかは非常に興味深い。次回の委員会では、そのあたりをご紹介い
ただければと思う。
●新gTLDの募集は2026年8月で締め切られ、現在の見通しでは10月頃には件数を
含め、どのような申請があったのかが公表されることになっているため、またご
紹介させていただく。
<議題(4) ドメイン名廃止に伴うリスクとJPRSの取り組み>
[JPRSより資料を説明]
- 資料4 ドメイン名廃止に伴うリスクとJPRSの取り組み
◎では、ただいまの説明について、質疑をお願いする。
○難しく多様な問題を含むところを短く整理していただき感謝する。ドメイン名
のライフサイクルというのは、ドメイン名の廃止からではなく、登録されたとき
からであると捉えている。特に官公庁がイベントや短期間の事業のためにドメイ
ン名を登録し、事業終了後、この資料にあるような問題が発生する、というのが、
残念なことだが珍しくない。ドメイン名を登録する段階で、そのドメイン名の寿
命や事業が終わった後の取り扱いを気にしておくように、といった啓発もぜひお
願いしたい。リスクが生じそうなドメイン名は登録してよいのか、その会社で事
業を起こすからといって会社名とハイフンでつないだドメイン名を多数登録して
養い切れるのかなど、登録時の留意点に関する啓発は必要と思っている。また、
中古ドメイン名オークションに限らず、一度廃止されたドメイン名を登録すると
いう点において、正確ではないが平たい言葉で言うと、DRPで取り返されるよう
なドメイン名を登録しても無駄であるということは、世間に周知させなくてはい
けないと思っている。ただし、悩ましいと思うのは、よからぬ目的で、あるいは
マネタイズを目的として中古ドメイン名のオークションをすることについて、い
かがなものかという意見がある一方、自由なビジネスなので、という意見もある
ところである。そこについては、JPRS内部だけでなく、必要であれば諮問委員の
先生方にも議論していただく必要もあると思う。資料の中で参照されたJP-DRPの
検討報告書は、JP-DRP検討委員会の先生方による議論を経てまとめられたもので
ある。こういった意見もあるということは心に留めていただいたうえで、この後
の対応をJPNICとしてだけでなく、JPドメイン名諮問委員会にもご相談できれば
と考えている。とはいえ、中古ドメイン名オークションが悪であるというわけで
はなく、JPRSからの説明にもあった通り、それで循環するようになる、という面
も否定できない。また、失効したドメイン名を取り返したい時、他の人が登録し
てからJP-DRPで申し立てを起こすよりも、オークションに参加して取り返す方が
シンプルだという意見もある。それがよい選択かどうかというのは別として、こ
の先ご相談いただければと思っている。
●いただいたご指摘を踏まえ、JPRSの中でも検討するほか、関係する皆さんとご
相談しながら、今後も進めていきたいと思う。
○よろしくお願いする。
◎本日、事務局で準備した議題は以上だが、その他、委員の皆さまから何かおあ
りか。
○特になし
《今後の予定について》
◎それでは、第80回JPドメイン名諮問委員会の議事は、以上をもって終了とする。
感謝を申し上げる。なお、次回の諮問委員会については、後日、事務局より案内
するため、よろしくお願いする。
<閉会>