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ルートゾーンへの.jpゾーンのDSレコード登録・公開に伴う影響について

2010/12/10公開

2010年12月10日(日本時間)、ルートゾーンに.jpゾーンのDSレコードが登録・公開されました。 本文書では本件の概要、およびDNSへの影響と今後の予定について説明します。


本件の概要

あるドメイン名のDNSSEC検証を可能にするためには、検証する側が持つトラストアンカーからそのドメイン名までの間に「信頼の連鎖(chain of trust)」が構築されている必要があります。 今回のDSレコードの登録・公開によりルートゾーンから.jpゾーンまでの信頼の連鎖が構築され、JPドメイン名サービスへのDNSSEC導入に向けた準備が整うことになります。


DNSへの影響と今後の予定

ルートゾーンの公開鍵情報(公開鍵またはDSレコード)をトラストアンカーとして設定し、DNSSEC検証機能を有効にしているキャッシュDNSサーバーにおいて、.jpゾーンのDNSSEC検証が開始されます。 ルートゾーンの公開鍵情報をトラストアンカーとして設定していない場合、今回のDSレコードの登録・公開による影響はありません。

JPRSでは.jpゾーンのDNSSEC検証が正常に開始されたことを確認後、2011年1月16日より、JPドメイン名サービスへのDNSSECの導入(指定事業者からの署名鍵の登録受け付け開始、JP DNSでの提供開始)を開始する予定です。

 

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