ドメイン名関連会議報告
2023年
[第118回IETF Meeting] IETF全般に関する状況
2023/12/11
本記事では、第118回IETF Meeting(IETF 118)における話題から、IETF全般に関する状況についてご紹介します。
witエリアの新設とart/tsvエリアの再編
IETF 118の全体会議(Plenary)でIETFチェアのLars Eggert氏から、Web and Internet Transportエリア(wit)の新設に伴うApplications and Real-Timeエリア(art)の一部の再編と、Transportエリア(tsv)の廃止が発表されました。
IETFのWGはその活動内容により、七つのエリアに分類されます。エリアの方向性や各エリアに所属するWGチェアの任命など、エリアの管理全般に対する責任は、エリアごとに任命されるエリアディレクター(AD)が負います。
今回の再編は、2023年9月8日にIESG[*1]から提案され、コミュニティからの意見を反映する形で、図1のように決定されました。
[*1] Internet Engineering Steering Groupの略称。各エリアのADにより構成され、IETFの活動と標準化プロセスを管理し、議論の方向性をガイドする役割を担います。
IESGでは今回の再編の目的について、以下の3点を示しています。
- ADの採用が難しいポストを一つ減らす
- Generalエリア(gen)を除く、各分野のADの2名体制を維持する
- IESGの規模を必要以上に大きくしない
再編は、次回のIETF 119までに実施される予定です。今回の再編の結果、IETFのエリアは以下の七つになります。