JPNICによって開発されてきた技術を用いた「日本語ドメイン名運用試験(フェーズ2)」が5月7日より開始されます。これにより、JPRSに登録済みの日本語ドメイン名の試験的な利用が可能となり、日本語を利用できる環境が近づいてきます。
これは現在IETFで標準化が進められている技術に基づいて行うもので、次のような意味を持ちます。
- (1)一般利用者にとって
- Webホスティングやメールソフトなどを提供する業者が、日本語ドメイン名使用時に実際に必要となる環境を準備することができるようになります。これにより、日本語が実際に使える環境が近づいています。
- (2)DNSを運用しているWebホスティング事業者などにとって
- 日本語ドメイン名のDNS設定等の技術確認ができるようになると同時に、(3)と組み合わせて日本語ドメイン名関連サービスの準備を進めることができます。
- (3)メールソフト等のアプリケーション開発者などにとって
- (2)のWebホスティング事業者等と協力し、日本語ドメイン名を扱えるアプリケーションの開発を実運用に近い環境で行うことができます。