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JPドメイン名についてのお知らせ

DNSサーバの不適切な管理による危険性解消のための取り組みについて

2005/08/04 公開
 

DNSサーバとして使用していたホスト名が、ドメイン名の廃止によって存在しなくなったあともDNSサーバとしてレジストリに登録したままであるなどの管理ミスにより、DNSサーバが属するドメイン名の管理権限を第三者が取得し、本来のサイトと異なるサイトに誘導できるという危険性が指摘されています。これに関して、JPRSでは以下の情報提供を2005年6月29日(水)に行っています。


これは、個々のドメイン名に対するDNSサーバ管理が不十分であることにより引き起こされる問題です。しかし、JPRSは、本件がインターネット全体の健全性の確保にとって緊急な問題であると認識しており、インターネット利用者の方々、ドメイン名登録者の方々、DNSサーバ管理者の方々、インターネット関連組織の方々とともに危険性解消のための取り組みを実践していきます。具体的には、本件に関する情報提供・注意喚起・実態調査・危険性解消の働きかけ等を積極的に実施していく予定です。


JPRSは、JPドメイン名の登録管理とJP DNSサーバの運用を通してネットワークの基盤を支えるとともに、安全で快適なインターネットの実現に努めて参ります。今後も皆様とともに、インターネットの発展への寄与、人と社会の豊かな未来構築への貢献を実践していきたいと考えています。


●DNSサーバとは


インターネット上のドメイン名とIPアドレスを対応させるDNSサーバは全世界のDNSサーバが協調して動作する分散型データベースです。


個々のDNSサーバは自分が管理するネットワークのドメイン名とIPアドレスの管理を行っており、その管理権限は上位のドメイン名のDNSサーバより権限委任をされています。


DNSサーバの管理者はそのサーバを適切に管理・運用する権限と責任を有しており、個々のDNSサーバの適切な管理・運用がインターネット全体の健全性の向上につながります。

●関連情報