2002年1月30日付けでお伝えいたしました、「国際化ドメイン名の標準仕様案がLast Call(ラストコール)に」以降、インターネットの技術標準化団体IETFのIDN WG (Internationalized Domain Name Working Group)から、標準仕様案の技術的な査読およびRFC化に関する最終的な承認を行うIESG(Internet Engineering Steering Group)に標準仕様案が送付され、精力的に審議されてきました。
IESGは審議の過程を経て、2002年10月24日(米国時間)に国際化ドメイン名(IDN)のプロトコルを構成するIDNA、NAMEPREP、Punycodeの3項目について、Proposed Standard RFCの発行を承認することを発表しました。NAMEPREPのために必要となる項目STRINGPREPについても10月21日(米国時間)に承認されています。今後RFC Editorによる編集作業等のProposed Standard RFCとして発行を行うためのプロセスに入ることになります。
今回の発表により、国際化ドメイン名を利用するための主要な技術に関する技術仕様が事実上確定したこととなり、Webブラウザやメールソフトの国際化ドメイン名への対応が一層進むことが予想されます。
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