国際化ドメイン名の導入に関する「ファストトラックプロセス」の開始について

2009年10月30日、ICANN（*1）が国際化ドメイン名の導入に関する「ファストトラックプロセス（Fast Track Process）」を、2009年11月16日から開始すると発表しました。

ファストトラックプロセスとは、従来から検討が進められてきた国際化ドメイン名のccTLDへの導入に関する正式なポリシーの策定作業と並行して、一つのccTLDごとに国際化ドメイン名のccTLDを限定的かつ迅速に導入し、技術、運用、ポリシー等の問題が発生しないことを確認するために、ICANN ccNSO（*2）の場で検討が進められてきたものです。

今回の決定により、国際化されたccTLDの導入プロセスが開始されることになります。

本件の詳細、実施計画案につきましては、以下のICANNのWebページをご参照ください。

○ICANNのプレスリリース（英文）

ICANN | ICANN Bringing the Languages of the World to the Global Internet
http://www.icann.org/en/announcements/announcement-30oct09-en.htm

○ファストトラックプロセスの概要と進行状況（英文）

ICANN | IDN ccTLD Fast Track Process
http://www.icann.org/en/topics/idn/fast-track/

○ファストトラックプロセスの実施計画案（英文）

Proposed Final Implementation Plan for IDN ccTLD Fast Track Process
http://www.icann.org/en/topics/idn/fast-track/idn-cctld-implementation-plan-30sep09-en.pdf

○ファストトラックプロセスの実施計画案（日本語訳）
IDN ccTLD のファーストトラック プロセスの最終実施計画提案
http://www.icann.org/ja/topics/idn/fast-track/idn-cctld-implementation-plan-30sep09-ja.pdf




（*1）ICANN：

Internet Corporation for Assigned Names and Numbers



（*2）ccNSO: Country Code Names Supporting Organization：

2004年3月にICANNにおいて組織化されたccTLDの支持組織。ccTLDに関するグローバルなポリシー案を策定し、ICANN理事会に勧告を行う役割を担います。 JPRSは、.jpのレジストリとしてccNSOに参加しています。