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ドメイン名関連会議報告

2023年

[第116回IETF Meeting報告] 会合開催の状況

本記事では、第116回IETF Meetingにおける話題から、会合開催の状況についてご紹介します。

新型コロナウイルス感染症対策を継続実施

日本政府はIETF Meeting開催直前の2023年3月13日にマスク着用の考え方を変更し、屋内では原則着用としていた対応が、個人の判断に委ねられることになりました。しかし、IETF 116の現地会場ではIETF 115と同様、受付で新型コロナウイルス感染症の検査キットが無償配布され、会議室でのマスクの着用が義務付けられるなど、感染拡大防止のための対策が継続して実施されました。

国別の現地参加者数で日本が最多に

8年ぶりとなる日本での開催を受け、国別の現地参加者数は日本が一番多く、現地参加者全体の29.3%を占めました。

ITUの尾上局長が登壇

2023年1月に国連の国際電気通信連合電気通信標準化局(ITU-T TSB)の局長に就任した尾上誠蔵氏が全体会議(Plenary)に登壇し、開催の祝辞を述べました。尾上氏は携帯電話の通信規格であるLTEの策定・普及に中心的な役割を果たしたことで知られており、「LTEの父」とも呼ばれています。

会場の参加者は尾上氏を拍手で迎え、壇上では隣に座るIETFチェアと和やかに談笑する場面も見られました。

壇上で祝辞を述べる尾上局長(右はIETF ChairのLars Eggert氏)