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ドメイン名関連会議報告

2026年

[第85回ICANN会合報告] ccTLD関連の話題

本記事では、第85回ICANN会合(ICANN85)におけるccTLD関連の話題についてご紹介します。

インターネットガバナンスに関する議論

ICANN85では会期前日に、WSIS+20レビュー[*1]に関する成果文書の作成プロセスに積極的に関与してきた世界の技術コミュニティであるTCCM(A Technical Community Coalition for Multistakeholderism)[*2]主催の会議が開催されました。

[*1] WSIS(世界情報サミット:World Summit on the Information Society)の実装開始後20年となる2025年に、IGF活動などの状況をレビューする機会を指します。
   

[*2] TCCM
   https://www.tccm.global/

会議には、ccTLDレジストリを中心に約30名が参加し、2025年の活動の振り返りと、2026年に向けた活動案の検討が行われ、2026年の活動ターゲットとして、以下の3点が議論されました。

ITU関連 :2026年11月の全権委員会議に向け、技術コミュニティに影響する論点の情報収集と対応検討
IGF関連 :啓発活動(サイドイベントなど)、技術コミュニティ間の連携強化、ccTLDレジストリと政府の連携状況の共有
ICANN会合:ICANN Org(Government Engagement Teamなど)との連携、会合の場を活用した連携強化

いずれも、技術コミュニティとして主体的に関与していく方向性が確認されました。今後は、これらのターゲットに対する具体的な取り組みについて、引き続き検討を行う予定です。

ICANNの戦略・活動計画と予算策定に関するコミュニティとの対話

ICANNでは、戦略・活動計画及び予算の策定に当たり、パブリックコメント募集に加えて、ICANN会合の場でも各コミュニティメンバーとの対話を積極的に行っています。

ccNSOでは、ccTLDレジストリがこのプロセスにより深く関与できるよう、2008年にSOPC(ccNSO Strategic and Operational Planning Standing Committee)[*3]を設置しました(当初はWorking Groupとして設置され、2017年に常設の委員会になっています)。

SOPCは、ICANNの「事業・財務計画案(5カ年)」及び「業務計画・予算案(年次)」に対する提言を取りまとめています。また、SOPCにおいては、JPRSの遠藤淳が2010年から2012年及び2019年以降、メンバーとして活動しています。

ICANN 85においても、ICANNの計画策定部門とSOPCの間で、2026年2月に提出が締め切られたICANNの2027年-2031年の「事業・財務計画案」及び2027年度の「業務計画・予算案」のコメント募集に対してSOPCが提出した提言の内容をベースに、意見交換が実施されました。