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ドメイン名関連会議報告

2026年

[第85回ICANN会合報告] ルートサーバー関連の話題

本記事では、第85回ICANN会合(ICANN85)におけるルートサーバー関連の話題についてご紹介します。

RSSAC[*1]、RSSAC Caucus[*2]、RSS GWG(Root Server System Governance Working Group)は、普段から定期的に会合を開催し、その定常的な会合の一部をICANN会合のプログラムに組み込む形が取られています。

[*1] JPRS用語辞典|RSSAC(アールエスエスエーシーまたはアールエスサック)
   https://jprs.jp/glossary/index.php?ID=0054

[*2] RSSAC CaucusはRSSACの全メンバーとRSSACが任命したメンバーで構成されており、報告書や勧告などのRSSAC文書を作成する役割を担います。

RSS GWGの活動について

RSS GWGは、ルートサーバーの将来的なガバナンスモデル構築に関して、ガバナンス体制の具体化を担う作業部会として活動しており、JPRSの堀田は、Mルートサーバーオペレーターの代表としてRSS GWGでの検討に参加しています。

RSS GWGでは、ガバナンス体制が持つべき条件をICANN理事会及びICANNコミュニティに提案すべく検討を進めてきており、ICANN85では、その最終成果文書を公開し、その内容の公開プレゼンテーションを実施しました。本文書はICANN理事会に提出され、内容の精査が行われています。

CSCの活動について

IANAの名前管理機能は、TLDの情報を管理し、それをルートサーバーが使うデータとして一元管理する機能です。CSC(Customer Standing Committee)[*3]は、ICANNの子会社であるPTI(Public Technical Identifier) がIANAの名前管理機能を十分に果たしていることを確認する役割を持つ常設委員会で、JPRSの堀田博文は 2024年よりRSSACからの正リエゾンに任命され委員として参加、2025年から副委員長を務めています。

CSCでは、PTIがIANAの名前管理機能を十分に果たしていることを月次で評価しており、ICANN85でも、高い品質で業務が継続遂行されていることを確認しました。また、IANA業務の品質基準であるSLA(Service Level Agreement)の見直しを開始しました。

加えて、ICANN85の会期中に委員長、副委員長の選挙が行われ、委員長に.orgのレジストリであるPIR(Public Interest Registry)のRick Wilhelm氏、副委員長にJPRSの堀田が、それぞれ継続して任に就くこととなりました。