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発行日
トピックス
2009年12月28日
vol.419
2009年も残りわずかとなりましたね。今年は皆さまにとって、どのような一年になったでしょうか。年末のこの時期に少し立ち止まり、一年を振り返ってみることで、来年の課題や抱負が整理され、新たな気持ちでスタートが切れるのではないかと思います。さて、本号をもちまして、今年の「FROM JPRS」は、最後の配信となります。2010年は1月4日(月)からの配信を予定しております。来年も、ご愛読のほどよろしくお願いいたします。皆さまにとって来年も素晴らしい年となりますように。
2009年12月21日
vol.418
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「郵便事業者専用の新ドメイン『.post』設定へ」です。記事では、郵便関連事業者向けのTLD「.post」の管理権限を、ICANNが国連機関の万国郵便連合(UPU)に付与することで合意したと報じられています。「.post」は、2003年から始まった第2回目のgTLD新設の提案募集の際に応募がなされたTLDで、これまでICANNとUPUとの間で創設に向けた交渉が進められていました。記事の詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年12月14日
vol.417
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「DNSサーバの脆弱性対策が進まない? IPAが再度の注意喚起」です。本記事は、情報処理推進機構(IPA)が、DNSサーバにおけるキャッシュポイズニングの脆弱性へ早急に対応するよう、呼び掛けたことを伝えています。この脆弱性は今年の7月に明らかになったもので、既に対策方法が公開されているものの、IPAによると、この脆弱性に対処していないとみられるサイトに関する届け出が1300件以上も寄せられているということです。この状況に対し、IPAは脆弱性に関する定期的な情報収集を行い、未対策の場合にはパッチ適用やバージョンアップを適切に実施してほしいと呼び掛けています。詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年12月07日
vol.416
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「Webで『世界一安全』な国、McAfeeのドメイン別危険度ランキング」です。本記事は、マカフィー社が発表した年次報告書「危険なWebサイトの世界分布」を取り上げたものです。ccTLDでは日本のJPドメイン名が最も安全と評価され、2年連続で安全なドメイン名の上位に入っていることが記されています。前回最も危険度が高いTLDとされた香港(.hk)は大きく順位を改善し、今回はアフリカのカメルーン(.cm)が最も危険度が高いTLDと評価されています。詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年11月30日
vol.415
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「恒例の『DNS DAY』、話題の中心はDNSSEC」です。本記事は、Internet Week 2009で行われた、DNS関連の最新情報を共有する「DNS DAY」セッションの概要について紹介しています。DNSに関連する過去1年間の動向や、DNSサーバーソフトウェアに関する総括など、様々なトピックスが発表され、その中でも導入予定であるDNSSECが話題の中心となったと伝えています。セッションの後半では、JPRSが2010年にJPドメイン名サービスへDNSSECを導入予定であることや、それに伴う課題の検討や検証について説明を行いました。また、DNSSECの導入と普及に向けた「DNSSECジャパン」が設立され、副会長にJPRSの米谷嘉朗が就任することも発表されました。詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年11月24日
vol.414
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「インターネットはこうして創られている~IETFの仕組み」です。本記事は、今月8日から13日に広島で開催された、第76回IETFでの話題をダイジェストという形で紹介しています。IPv4とIPv6が混在する環境での運用や、DNSの安全性を高めるための話題などがどのように扱われたかについて、簡潔に示しています。詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年11月16日
vol.413
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「『Internet Week 2009』の見所は? JPNICの前村昌紀氏に聞く」です。「インターネットの進化論」をテーマにした「Internet Week 2009」の開催が、いよいよ来週に迫ってきました。記事内では、今回のテーマや各プログラムの見所について紹介されています。また、13日までとされていた事前の参加申込期間が延長され、2009年11月18日(水)の17:00までとなりした。登録をし忘れた、何となく気になるという方も、この機会に、ご参加してみてはいかがでしょうか。詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年11月09日
vol.412
2009年10月30日、ICANNが国際化ドメイン名の導入に関する「ファストトラックプロセス(Fast Track Process)」を、2009年11月16日から開始すると発表しました。JPRSでは、このファストトラックプロセスについて説明するとともに、ICANNのWebサイトで公開されている本件の詳細や実施計画案へのリンクをまとめた情報ページを公開しました。ぜひご覧ください。
2009年11月02日
vol.411
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「ICANN、アルファベット以外のドメイン名の導入を承認」です。本記事ではICANNが、ccTLDとしてアルファベットや英数字以外の文字を使うことを理事会で承認したことを伝えています。今回の決定により、これまでセカンドレベル以下でしか使用できなかったアルファベット以外の文字が、アドレス全体で使用できるようになります。詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年10月26日
vol.410
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「脆弱性を修正したサイトの約15%に修正不足や別の脆弱性 - IPAらまとめ」です。本記事は、情報処理推進機構(IPA)とJPCERTコーディネーションセンターが2009年第3四半期の脆弱性に関する届け出情報をまとめた結果、ウェブサイトの脆弱性に関する届け出件数の減少傾向は続いているものの、脆弱性を修正しても、再度指摘を受けるケースが多く発生していることを伝えています。詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年10月19日
vol.409
インターネット基盤技術の基礎知識や最新動向を学び、議論し、理解と交流を深めるためのイベントである「Internet Week」。13回目となる今年は、11月24日(火)から27日(金)の4日間にわたって、東京の秋葉原コンベンションホールにて開催されます。JPRSは、インターネットの普及・促進・発展に貢献するという趣旨に賛同し、今年もInternet Weekに協賛しています。「インターネットの進化論」をテーマとする今回。お得な事前登録は11月13日(金)18:00までとなっています。開催内容やお申し込みについての詳細は、以下のサイトでご確認ください。なお、今週のドメイン名・DNS記事コーナーでは、この「Internet Week 2009」を取り上げた記事も紹介しておりますので、ご興味をお持ちの方は併せてご覧ください。
2009年10月13日
vol.408
昼夜の気温差が随分と大きくなり、秋らしい気候が続くようになりました。季節の移ろいとともに本格的な紅葉シーズンを迎え、各地でにぎわいを見せています。そろそろ紅葉狩りに行こうとお考えの方も多いのではないでしょうか。JPRSでは「紅葉ガイド 2009」を公開しています。厳選した全国約七百カ所の紅葉スポットの見頃時期、見どころ、最寄り駅や周辺の温泉紹介など、行楽の計画に便利な情報が満載です。ぜひご活用ください。
2009年10月05日
vol.407
2009年9月30日、ICANNは、米国政府との間で新たな合意に署名し、米国政府の管理下から独立することを発表しました。ICANNは1998年、ドメイン名やIPアドレスなどのインターネット資源の管理を行うことを目的に設立された非営利団体であり、設立当初より米国政府の管理下に置かれている形が続いていました。今後ICANNは、各国政府を含めた様々なステークホルダ主導の独立機関として透明性を追求し、自らの築いた民間の枠組みで役割と責任を果たしていくことになります。詳細については以下のページをご覧ください。また関連記事は、ドメイン名・DNS記事コーナーをご覧ください。
2009年09月28日
vol.406
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「ホモグラフ詐称のスパムが出回る、シマンテック調査」です。本記事は、シマンテック社がまとめた8月のスパム動向レポートを取り上げたもので、ドメイン名を信頼性の高いブランドに似せるホモグラフ(同形異義語)詐称を使ったスパム攻撃に対する同社の注意喚起などを紹介しています。ホモグラフ詐称は、ASCII文字の「e」によく似たキリル文字など、紛らわしい字体の文字を悪用するものです。レポートにおいては、IDN(国際化ドメイン名)を用いたホモグラフ詐称のドメイン名の実例とともに、「ステータスバーで実際のURLを確認するか、URLを手入力する」との対策方法が示されています。記事の詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年09月14日
vol.405
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「4人に1人が『検索オプション』を利用するも、認知度は低め―検索エンジンに関する定期リサーチ(2)」です。本記事は、全国の18歳~69歳のインターネットユーザー300人を対象とした「検索エンジンに関する定期リサーチ」の結果を紹介しています。記事中では、ドメイン名などを指定することで検索をより効率的に行うことができるようになる「検索オプション」機能の認知度調査の結果を紹介しています。この結果によると、回答者のうち、約25%もの人がこの機能を「利用する」とした一方で、約46%の人が「知らない」と回答しています。便利な機能なのに、もったいないですよね。皆さんは、この機能をご存知だったでしょうか。記事の詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年09月07日
vol.404
JPドメイン名を使ったゲームが楽しめるWebサイト「総統の夢.jp」を本日公開しました。このゲームは、人気アニメ「秘密結社 鷹の爪」とタイアップしたもので、心優しき悪の秘密結社「鷹の爪団」の悲願である世界征服を目指していく内容になっています。思わず笑ってしまうキャラクターたちの掛け合いやスペシャルムービーの数々。ドメイン名に関する理解の多少にかかわらず、JPドメイン名の役割や特長といった知識を楽しみながら得ることができます。ぜひアクセスしてみてください。
2009年08月31日
vol.403
JPRSでは、通常号のFROM JPRSに加え、インターネットに関連するさまざまな動きや国際会議などの情報を「FROM JPRS 増刊号」として配信しています。前回の「FROM JPRS 増刊号 vol.94」では、先月、スウェーデンで開催された第75回IETF Meetingと、それに合わせて開催された関連会議で議論されたDNSSECの導入と運用に関する技術動向を中心にお伝えしています。また、「FROM JPRS 増刊号」のバックナンバーは、会議の様子などを伝える写真とともに以下のページで公開しています。
2009年08月24日
vol.402
最も多く利用されているDNSサーバソフトウェアである「BIND」。日増しに高まるDNSに対する要求事項に応えるとともに、DNSSECなどの新たな技術をより円滑に運用可能とすることを目指し、次期バージョンである「BIND 10」の開発プロジェクトが進んでいます。JPRSは、開発資金の提供や技術者の派遣を行うなど、プロジェクトへの積極的な参画を表明しています。既に、6月下旬には開発元であるISCで開かれたミーティングにJPRSから技術者が出席し、「BIND 10」の設計に関する議論やユーザーニーズについての情報共有を行っています。その場における議論の模様や開発計画などについて、JPRSの技術者がINTERNET Watchの取材を受けたものが、先週「JPRSに聞く、次期DNSソフト開発の意義」と題して前編/後編にわたって記事化されています。当該記事は「ドメイン名・DNS記事」コーナーで紹介しておりますので、ご興味をお持ちの方はぜひともご覧ください。
2009年08月17日
vol.401
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「『意味不明なメール』の目的はアドレス収集、スパムやウイルスの予兆」です。本記事は、米国シマンテック社が同社の公式ブログにおいて、件名や本文が意味不明のメールが出回っているとし、迷惑メール(スパムメール)の送信者が実際に送信可能なメールアドレスの収集活動を活発化させていると考えられるとの見解を示したと伝えています。もし、件名や本文が意味不明のメールが大量に届き始めたら、スパムメールの急激な増加に対応できるように準備したほうがいいかもしれません。記事の詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年08月10日
vol.400
JPドメイン名の累計登録数が、2009年8月1日現在で初めて110万件を突破し1,105,713件となりました。これは、1年前と比較して約6万6千件(6%)の登録数増に当たります。このところの景気不況下にあっても、企業・個人ともにインターネットを利用した情報発信意欲は旺盛であることが伺えます。本件に関する各媒体の記事は「ドメイン名・DNS記事」コーナーでご紹介しております。また、登録数の内訳については本メールマガジンの「JPドメイン名の登録数」コーナーにてご確認いただけます。
2009年08月03日
vol.399
インターネットの基盤を支えるDNSソフトウェアのひとつである「BIND 9」に、リモートからのサービス不能(DoS)攻撃が可能になる脆弱性が発見されました。DNSサーバの停止の可能性も高く、危険度は"高"とされています。JPRSでは、関連情報の収集や緊急パッチの適用等、適切な対応を速やかに取ることを強く推奨しています。詳細については、以下のページおよび記事をご覧ください。
2009年07月27日
vol.398
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「ICANNの新CEOが就任メッセージ、3つの重要プロジェクトに言及」です。本記事は、ICANNの新CEOとなったRod Beckstrom氏の就任メッセージを取り上げたものです。今後重点的に注力する3つのプロジェクトとして、「国際化ドメイン名(IDN)のサポート」、「DNSSEC」、「新しいgTLD」について言及していると報じています。Beckstrom氏の、ICANNを運営していくためのビジョンも紹介されています。記事の詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年07月21日
vol.397
いよいよ明日(22日)に迫った日食。今回は、日本全国で部分日食が見られ、一部の地域では、皆既日食を観測することができます。皆既日食の観測には行けないけれど、様子が気になる、という方もいらっしゃいますよね。そんなときに便利なのが、「日食中継.jp」。「日食中継.jp」は、今回の日食をインターネットで生中継するプロジェクト「LIVE! ECLIPSE 2009」が運営しているサイトで、直感的で覚えやすい日本語JPドメイン名をJPRSが提供しています。このWebサイトでは、日食中継の他、日本各地で日食がどう見えるのかを調べたり、日食についての知識を得たりすることができます。日本の陸地で皆既日食が観察できるのは、なんと46年ぶり。ぜひ、貴重な天体ショーをお楽しみください。
2009年07月13日
vol.396
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「JPドメインのDNSセキュリティ拡張が本格化、JPRSが2010年に展開」です。本記事では、JPRSが7月9日に発表したJPドメイン名サービスへのDNSSECの導入予定について取り上げられています。記事中で示されている通り、JPRSはDNSのセキュリティ拡張方式であるDNSSECを、2010年中を目処にJPドメイン名サービスへ導入する予定で準備を進めています。これは、DNS応答の偽造によって引き起こされるセキュリティ上の脅威に対して、DNSSECの導入が現時点で最も実現性が高く、有効な解決策であるとの考えに基づくものです。DNSSECの普及のためには、多くのDNS関係者がそれぞれの立場でDNSSECへの対応を進めていく必要があります。JPRSでは、さまざまな立場のDNS関係者に向けた情報提供や普及促進活動を併せて行っていく予定です。記事の詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年07月06日
vol.395
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「ICANNの新CEOにRod Beckstrom氏が決定」です。本記事は、ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)がRod Beckstrom氏を新たなCEOとして任命したことを伝えています。ICANNは、IPアドレスやドメイン名などインターネットの基盤となる各種資源を調整・管理することを目的として、1998年に設立された民間の非営利法人。Beckstrom氏は、2009年3月まで米国土安全保障省(DHS)National Cyber Security Center(国家サイバーセキュリティセンター)の責任者を務めていた人物で、記事では、彼が記者会見で語ったCEOとしての役割やICANNについてのコメントも紹介されています。記事の詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年06月29日
vol.394
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「授業に使える『Linuxサーバー構築標準教科書』、LPI-JapanがPDFで無償公開」です。本記事は、Linux技術者認定試験「LPIC」を運営するLPI-Japanが、教育機関向けのLinuxサーバ構築教材「Linuxサーバー構築標準教科書(Ver1.0.1)」をWebサイトで公開したことを報じています。当該教材は、実習を通じてサーバ構築の知識を学習することを目的としたもので、ドメイン名・DNS関連の学習項目としては第4章で「DNSサーバーの構築」が設定されるなどしています。記事の詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年06月22日
vol.393
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「フィッシング・サイトを見抜けない米国ネット・ユーザーは約9割 」です。本記事では、米国ベリサイン社が発表した、米国やスウェーデン、インド、英国など7カ国のインターネットユーザーを対象としたフィッシング・サイトに関する調査結果が紹介されています。この調査では、企業が運営するWebサイトにそっくりのフィッシング・サイトを見抜けなかったユーザーは、米国では約9割、正規のドメインではなく数字が使用されていることを見落としたユーザーは、4割以上にもなったと伝えられています。様々な手口を使って犯行を行うフィッシング・サイトですが、その危険性を再認識するとともに、ドメイン名が正規のものであるかどうかを確認するよう喚起しています。記事の詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年06月15日
vol.392
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「世界的不況にもかかわらず伸びるドメイン登録」です。本記事は、米国ベリサイン社が6月3日に発表した、2009年第1四半期版のドメイン名業界動向調査レポートを取り上げたものです。調査によれば、全TLDを合わせた登録ドメイン名の総数は、第1四半期末時点で前年同期比12%増の1億8300万件になったと記されています。また、目立った動きとして「.cn(中国)」が「.de(ドイツ)」を抜いてccTLDにおけるドメイン名登録数の首位に立ったことなどが挙げられています。記事の詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年06月08日
vol.391
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「世界的不況にもかかわらず伸びるドメイン登録」です。本記事は、米国ベリサイン社が6月3日に発表した、2009年第1四半期版のドメイン名業界動向調査レポートを取り上げたものです。調査によれば、全TLDを合わせた登録ドメイン名の総数は、第1四半期末時点で前年同期比12%増の1億8300万件になったと記されています。また、目立った動きとして「.cn(中国)」が「.de(ドイツ)」を抜いてccTLDにおけるドメイン名登録数の首位に立ったことなどが挙げられています。記事の詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年06月01日
vol.390
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「DNSサーバソフトウェア『NSD』にバッファオーバーフローの脆弱性」です。本記事は、DNSサーバソフトウェア「NSD」に存在するバッファオーバーフローの脆弱性について、IPA/ISECとJPCERT/CCが共同運営している脆弱性対策情報ポータルサイト「JVN」で発表した分析結果などを取り上げたものです。今回の脆弱性は、攻撃経路や認証レベルといった評価尺度のいずれにおいても脅威が高い水準にあるとし、最新版への速やかなアップデートを呼びかけています。記事の詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年05月25日
vol.389
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「導入が進む送信ドメイン認証技術、さらなる普及に向けた課題」です。「IAjapan 第7回 迷惑メール対策カンファレンス」におけるIIJ・櫻庭氏の報告を記事化したもので、送信元を偽った迷惑メールへの有効な対策として、ドメイン名を活用した電子メール送信者認証の仕組みが紹介されています。「SPF/Sender ID」および「DKIM」という2種類の技術の導入状況とともに、更なる普及に向けた課題も示されています。記事の詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年05月18日
vol.388
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「スパム・ビジネスに利用される『防弾ホスティング』と『防弾ドメイン』」です。インターネットのセキュリティについて様々な問題が取り上げられる中、毎日のように届く迷惑メール(スパム)にうんざりしている方も多いのではないでしょうか。本記事では、スパムやサイバー犯罪と戦う人々の間で深刻化する、"bullet-proof hosting"と呼ばれるスパマーにとって都合のよいホスティングサービスを取り上げてその問題点を解説しています。また、サービス利用の現状として、スパム送信に利用された2万2,300件のドメイン名を追跡調査したところ、そのすべてが中国内でホスティングされているわずか6台のbullet-proof hostingサーバにたどり着いたとの報告が紹介されています。記事の詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年05月11日
vol.387
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「『豚インフルエンザ』便乗の迷惑メール出現、"便乗ドメイン"も続々」です。記事中では、新型インフルエンザに便乗した迷惑メールや悪質サイトに対するセキュリティ企業各社の注意喚起が取り上げられています。注意喚起の一つとして、新型インフルエンザを連想させる「swine(豚)」と「flu(インフルエンザ)」という単語を含むドメイン名の登録が急増していることに触れ、今後これらのドメイン名がフィッシング詐欺やウイルス配布などに悪用される恐れもあるとしています。記事の詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年04月27日
vol.386
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「JPRS、次期DNSソフトウェア『BIND 10』の開発プロジェクトに参画」です。本記事では、インターネットを支える重要なDNSソフトウェアのひとつである「BIND」の次期バージョンとなる「BIND 10」の開発プロジェクト発表と、同プロジェクトへのJPRSの参画が取り上げられています。現行バージョンの開発開始から10年以上が経過し、DNSに求められる安全性や耐久性などの要求水準が高まる中、その対応が求められています。JPRSは、今回の開発趣旨に賛同するとともに、JPドメイン名のレジストリとして培ってきた、国際化ドメイン名やDNSSECなどの知識や経験を効果的に活用できるよう、開発の段階から積極的な参加を行うことを決定しました。同プロジェクトに対し開発資金の提供に加え、技術者の派遣を行うなど、インターネットの更なる安定運用に貢献するべく、積極的な関与を行う予定です。記事の詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年04月20日
vol.385
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「1日4,000億件のスパム発信能力を持つ"Confickerボットネット"が活動開始」です。記事中では、「Conficker(別名:Kido、Downadup)」ワームが、感染したPCに「Waledac」と呼ばれる別のスパムメール発信型ワームをインストールしたことにより、世界中でスパムメールが急増していると報じられています。スパムメールのリンク先のサイトには、スパム対策フィルターをくぐり抜ける目的で、これまでに4万以上のサードレベルドメインと33のセカンドレベルドメインが用いられているとのことです。記事の詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年04月13日
vol.384
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「ドメイン名の『味見』ってナンダ?/知って得するドメイン名のちょっといい話 #12」です。本記事は、登録更新の手続きを忘れてしまい、意図せず独自ドメイン名が廃止されてしまった「その後」をクローズアップしたものです。「一時凍結期間後に再登録すれば良いか...」と簡単に考えがちですが、実際には再登録が難しい状況にあることが、具体的な背景とともに示されています。考えに考えて選んだ大切な独自ドメイン名を末永く利用していくために、ぜひ意識しておきたい内容となっています。記事の詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年04月06日
vol.383
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「メールアドレスの国際化に向けたRFCが発行」です。記事中では、JPRSの技術者が著者となる"メールアドレスの国際化"に向けたRFCが発行されたことが取り上げられています。ドメイン名については、日本語を含むさまざまな言語の文字を使用可能にする「国際化」のための標準規格が既に定められていますが、メールアドレスを構成する"@"以前のユーザー名部分は標準化作業のさなかにあります。今回発行されたRFCは、電子メールシステムを構成するそれぞれのプロトコルを拡張し、かつ互換性を維持するための基本となる規格を、実験規格として定めたものです。4つのRFCからなる実験規格のうち、既存の電子メールシステムとの互換性に関する規格を定めた「RFC 5504」が、JPRSの藤原和典と米谷嘉朗による共著となっています。記事の詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年03月30日
vol.382
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「IPAが『10大脅威』の相関図を作成、攻撃手法の"多様化"解説」です。本記事は、IPA(情報処理推進機構)が3月24日に公開した資料「10大脅威 攻撃手法の『多様化』が進む」を取り上げたものです。2008年の脅威総合トップには、「DNSキャッシュポイズニングの脅威」が選ばれています。IPAの公開資料においては、DNSキャッシュポイズニングなどの個々の脅威をイラストを交えて解説するだけでなく、脅威同士の相関図も示していますので、脅威の全体像把握にも有用と思われます。記事の詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年03月23日
vol.381
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「WIPO、サイバースクワッティングの仲裁案件、10年で計1万4663件」です。本記事は、WIPO(世界知的所有権機関)が3月16日に発表したドメイン名紛争の仲裁申請動向を取り上げたものです。WIPOは、ICANNに認定されたドメイン名紛争処理機関の一つで、gTLDと一部ccTLDの紛争処理方針であるUDRPに基づいて紛争処理に当たっています。記事によれば、2008年の仲裁申請は前年比8%増で過去最多の2329件となり、gTLDに関しては「.com」が79.52%と多くを占め、「.net」「.org」がそれに続く結果となったことが示されています。記事の詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年03月16日
vol.380
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「Confickerワームに新たな亜種、守りを固め延命図る」です。本記事は、「Conficker(別名:Kido、Downadup)」ワームの亜種の検知を報じるものです。ワームには自動更新の機能とともに、更新リクエストの送信先ドメイン名を特定されないよう、ドメイン名候補リストを大量に生成する機能が備わっています。今回検知された亜種では、この生成能力が従来の1日あたり250から5万にまで強化されており、対策に必要な情報をワームから得ることが困難になっているとのことです。他にも、感染したPCのセキュリティサービスを無効化する機能を備えるなど、感染済みPCにおける活動の"延命"を図っているようだと記されています。記事の詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年03月09日
vol.379
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「ウェブサイト銀賞 遺愛女子高ネット部3人 旧約聖書の物語を紹介」です。記事中では、中高生のWebコンテスト「ThinkQuest@JAPAN 2009」において、JPRS特別賞である「ベストドメインネーミング賞」を受賞するとともに、高校生の部で銀賞を受賞した、遺愛女子高校インターネット部のメンバーへのインタビューが掲載されています。JPRSは、インターネット教育支援の観点からこのコンテストに協賛し、独自ドメイン名の利用を希望する24作品に47の汎用JPドメイン名(英数字と日本語)を提供しました。サイトの"顔"ともいえるドメイン名。分かりやすさや覚えやすさを意識し、中高生が自らドメイン名を選択する体験を通じ、広くインターネットに関する理解を深めるきっかけを提供できたものと考えています。記事の詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年03月02日
vol.378
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「【SEOリサーチ】『被リンクを5000件も増やしたのに順位が上がらない! 何故?』 被リンク数神話の大きな誤解」です。業種や規模にかかわらず、今や多くの企業が意識することとなったSEO(検索エンジン最適化)。本記事では、SEOで重要とされる「被リンク数」に関する"誤解"を取り上げています。Yahoo!やGoogleといった検索エンジンでは、ドメイン名を異にするサイトからの単純なリンク数だけでなく、それが外部サイトからのリンクであるかを判定するためにサーバのIPアドレスもチェックしていると述べられています。記事中で例示されているリンクサービスなどの利用に限らず、目的・用途別に複数のドメイン名を自社で登録しており、被リンク数の増加を期待して相互に関連付けているが思うような効果が得られない、といった場合にこうした情報を参考にしてみるのも良いかもしれませんね。記事の詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年02月23日
vol.377
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「QRコード~人間には読めないURLの罠/知って得するドメイン名のちょっといい話 #9」です。今や、携帯電話からのウェブアクセスに欠かせないツールとなったQRコード。本記事では、街中の看板やポスターなどに第三者がQRコードを重ねて貼り、無関係のサイトにアクセスを誘引する事例に触れ、意外と知られていないQRコードのセキュリティーリスクを提示しています。この対策として、ユーザーが読み取ったURLが正規のものだと確認できるよう、短くて分かりやすいURLを採用のうえ併記することが挙げられています。"URLを入力しなくて良い"ことは"URL中のドメイン名を意識しなくて良い"ことにならず、むしろより一層の意識を必要とすること。インターネットにおける携帯電話の存在感が増す現在、是非知っておきたい情報だといえます。記事の詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年02月16日
vol.376
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「ドメイン名の登録更新を忘れると....../知って得するドメイン名のちょっといい話 #8」です。本記事では、ドメイン名の"登録更新"にまつわる具体的なトラブルを通じ、それらを回避するために意識しておきたいポイントが示されています。社名や商品名、サイトで扱うテーマなどから名付けた、世界で唯一のドメイン名。愛着はもちろん、ドメイン名は長く利用すればするほどその価値が大きくなっていくもの。「つい、うっかり...」で大切なドメイン名を失わないためにも、是非一度ご覧になることをお勧めします。記事の詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年02月09日
vol.375
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「古き良きプロトコルのジレンマ」です。本記事は、DNSを例に"実装・運用のしやすさ"と"セキュリティ"のトレードオフや、どうしたら対策の現実解が得られるかという視点で書かれています。インターネットを構成している仕組みの利点・欠点を認識しつつ、いざというときのためにどうするかをあらためて考えてみるきっかけとして、ご覧になってはいかがでしょうか。記事の詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年02月02日
vol.374
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「迷惑メールの9割に悪質リンク、過半数は『com』で3割は中国ドメイン」です。記事中では、迷惑メールに記された誘導先URLのTLD(トップレベルドメイン)に関する米シマンテック社の分析結果が取り上げられています。ドメイン名の登録にあたっては、希望する文字列で登録可能なTLDが選択される傾向が強いといえます。しかし、今回の記事で示されているような、ユーザが各TLDに抱くイメージを左右し得る周辺環境についても、重要な尺度として意識すべきではないでしょうか。記事の詳細については、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年01月26日
vol.373
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「多様化するインターネット、グローバルガバナンスへの挑戦(上)」です。記事の中では、「インターネットガバナンスフォーラム(IGF)2008」のメインセッションで取り上げられた「インターネットの多言語化」に関する議論が報告されています。インドやアフリカといった、多様な言語の話者で構成される国々を例に、インターネット利用人口の更なる拡大に、国際化ドメイン名が果たす役割や議論の背景について解説しています。詳しくは、ドメイン名・DNS記事コーナーからご覧ください。
2009年01月19日
vol.372
今週、ドメイン名・DNS記事コーナーからFROM JPRS編集局が注目した記事は、「IPA、『DNSキャッシュポイズニング対策』の資料を公開」です。2008年7月に公開された、DNSキャッシュポイズニング攻撃が高効率で成立する脆弱性。対策の緊急度・重要度の高さから、JPRSをはじめとする複数の組織、およびメディアが解説や対策方法などの情報提供を行ってきました。今回のタイミングでIPAが対策促進資料を公開した背景には、この脆弱性を悪用した攻撃方法が既に公開されているにもかかわらず、未対応のDNSサーバが存在していることがあります。利用者の安全確保の観点から、全てのネットワーク管理者がこの脆弱性について理解し、対策を取ることが欠かせません。ドメイン名・DNS記事コーナーでは、本件に関する多数の記事を紹介していますので、是非ご覧ください。
2009年01月13日
vol.371
本号より、「ドメイン名・DNS記事」コーナーからJPRSが注目した記事を、冒頭で少し詳しくご紹介します。初回は、「Windowsの『緊急』脆弱性を突くウイルスが猛威、数百万台が感染の恐れ」を取り上げます。この脆弱性やワームの被害は、直接ドメイン名やDNSに関連するものではありません。しかし、このワームは活動の中で自分の亜種のワームをダウンロードする機能を持っており、ワームを提供するサーバのアドレスには自動生成される多くのドメイン名が悪用されているとのことです。このため、ワームのダウンロード元のサーバを特定することが困難であり、このワームを根絶することが難しいとされています。多くの媒体で記事化されていますので、「ドメイン名・DNS記事」コーナーからぜひご覧ください。
2009年01月05日
vol.370
あけましておめでとうございます。本年も「FROM JPRS」では、ドメイン名・DNSに関する最新情報を皆様にお届けいたします。変わらぬご愛読のほど、よろしくお願い申し上げます。
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