ドメイン名関連会議報告
2025年
[第124回IETF Meeting] IETF全般に関する状況
2025/12/12
本記事では、第124回IETF Meeting(IETF 124)における話題から、IETF全般に関する状況についてご紹介します。
IETFの活動が40周年を迎える
今回のミーティングでIETFの活動が満40年を迎えることが、全体会議(Plenary)のオープンマイク[1]で話題になりました。
IETFの起源は、1969年に米国で結成されたNetwork Working Groupにさかのぼることができます。当時、Network Working GroupにはARPANETに携わるおよそ100人のメンバーが参加し、ネットワークに関する研究開発を進めていました。
その後、1986年1月にIETFが創設され、初回となるIETF 1が米国のサンディエゴで開催されました。IETFは、インターネットに携わる技術者自身が自発的に標準化活動を進めるというそのスタイルを変えることなく、現在に至っています。
会場には本件を会場で指摘し、プライベートIPアドレスを定めたRFC 1918の共著者でもあるRobert Moskowitz氏など、1986年当時から現在まで活躍し続けている技術者も参加しており、そうした参加者と業績を讃える拍手が起こっていました。




