ccTLD(国別トップレベルドメイン)
Country Code Top Level Domainの略称。
国や地域に割り当てられたトップレベルドメイン(TLD)です。その文字列には、原則としてISO(国際標準化機構)のISO 3166-1において規定されている2文字の国コード(*1)が使用されています。ルートゾーンの管理とTLDの委任はICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)が行っており、日本には「.jp」が割り当てられ、JPRSが委任を受けています。
(*1)ISO 3166-1には、2文字のラテン文字を使用した「alpha-2」と3文字のラテン文字を使用した「alpha-3」、3文字の数字を使用した「numeric-3」が定められていますが、3文字のTLDは「.com」や「.net」のようにすでに使われていたこと、数字はIPアドレスとの混同を避けるため、2文字のラテン文字を使用したalpha-2が選ばれました。
国や地域には、程度の差こそあれ、それぞれに異なった価値観や習慣、事情などが存在します。そのため、国や地域ごとにTLDを割り当てて運用することが検討されました。その結果として誕生したのがccTLDです。1984年に発行されたRFC 920には「国に割り当てられたTLDには国際標準であるISO 3166-1のalpha-2(2文字)を使用する」と明記されています(*2)。
(*2)国という概念などを巡るトラブルなどの国際問題に巻き込まれるリスクを回避するために、国際標準として決められているISO 3166-1が採用されました。この考え方は、「何が国であり国でないか、その文字列が特定の国にとって適切かどうかの判断をしない」というICANNのポリシーとして現在も存続しています。
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gTLD(分野別トップレベルドメイン)(JPRS)
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ISO 3166(JPRS)
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Root Zone Database(IANA)
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Country Codes - ISO 3166(ISO)