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JPRSの用語辞典では、ドメイン名やDNS、サーバー証明書に関する用語を紹介、解説しています。
Domain Name Dispute Resolution Policyの略称。
ドメイン名の登録・使用に関して生じた紛争を処理するための規則(基準)です。ドメイン名を先取りし商標権を持つ人に対して高額で売りつけようとする「サイバースクワッティング」をはじめ、不正の目的によるドメイン名の登録・使用に起因する紛争を解決するために、権利者の申立てに基づいて速やかに当該ドメイン名の取り消しまたは移転することを目的としています。
DRPは一般的に、ドメイン名紛争処理方針について記述した文書と、ドメイン名紛争処理方針のための手続規則の二つの文書から成ります。扱う範囲はドメイン名の不正の目的による登録・使用に限定されており、裁定結果は裁判の判決とは異なり拘束力を持つものではありません。これを、ミニマル・アプローチと呼び、正当な権利者間の紛争は、従来の裁判や仲裁等で扱うことになります。
DRPには、「.com」や「.net」、「.org」などのgTLDに適用されるUDRP(Uniform Domain Name Dispute Resolution Policy:統一ドメイン名紛争処理方針)、JPドメイン名に適用されるJP-DRP(JPドメイン名紛争処理方針)の他、ドメイン名の登録者がそのドメイン名を別のレジストラに移転した際や移転しようとした際に適用されるTDRP(Transfer Dispute Resolution Policy)や、さまざまなドメイン名における登録の適格性に関するものなどがあります。
DRPは、gTLDの増加に伴い、その種類を増やしています。
* JP-DRP(JPドメイン名紛争処理方針)(JPRS)
* UDRP(ユーディーアールピー)(JPRS)
* gTLD(分野別トップレベルドメイン)(JPRS)
* ドメイン名紛争処理方針(DRP)(JPNIC)
* Domain Name Dispute Resolution Policies