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JPRSの用語辞典では、ドメイン名やDNS、サーバー証明書に関する用語を紹介、解説しています。
2008年にDan Kaminsky(ダン・カミンスキー)氏が発表した、DNSキャッシュポイズニング攻撃の効率を劇的に向上させる手法です。
従来の攻撃手法と異なり、攻撃対象の名前にランダムなラベルを付加した名前を用いることで、連続での攻撃を可能にしました。さらに、2008年にBernhard Muller(ベルンハルト・ミュラー)氏によってカミンスキー型攻撃手法に利用可能な攻撃のパターンが発表され、DNSキャッシュポイズニング攻撃のリスクが高まりました。
カミンスキー型攻撃手法の対策としては、フルサービスリゾルバー(キャッシュDNSサーバー)におけるソースポートランダマイゼーション、ソースアドレスランダマイゼーション、アクセス制御による利用者の限定、DNS Cookiesの利用などが挙げられます。
また、攻撃対象のドメイン名がDNSSECによって保護されている場合、DNSSEC検証をすることでDNSキャッシュポイズニング攻撃により注入された偽の応答を検知できます。
* JPRSトピックス&コラム(No.9):新たなるDNSキャッシュポイズニングの脅威〜カミンスキー・アタックの出現〜(JPRS)
* DNSキャッシュポイズニング(JPRS)
* フルサービスリゾルバー(キャッシュDNSサーバー)(JPRS)
* 問い合わせ(JPRS)
* 応答(JPRS)
* オープンリゾルバー(JPRS)
* ソースポートランダマイゼーション(JPRS)
* DNSSEC(ディーエヌエスセック)(JPRS)