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JPRSの用語辞典では、ドメイン名やDNS、サーバー証明書に関する用語を紹介、解説しています。
Japan Computer Emergency Response Team / Coordination Centerの略称。
特定の政府機関や企業から独立した、中立で、インターネットのコンピューターインシデントに対応する組織。日本における情報セキュリティ対策活動の向上に取り組んでいる民間の非営利団体(一般社団法人)です。
インターネットを介して発生する侵入やサービス不能攻撃などのコンピューターセキュリティインシデントについて、日本国内のサイトにかかわる報告の受け付け、対応の支援、発生状況の把握、手口の分析、再発防止のための対策の検討や助言などを、技術的な立場から行います。また、インシデント対応組織(このような組織を一般に「CSIRT:Computer Security Incident Response Team」と呼びます)間の情報交換網の構築や組織の設立支援活動などを主導し、対策活動の支援も行います。
主な活動としては、以下のものがあります。
1. コンピューターセキュリティインシデントにかかわる報告の受け付け、対応の支援
2. 受領した報告などに基づく情報提供
(1)国内において共通に発生する可能性のある問題の回避策や対策(緊急報告、注意喚起、JPCERT/CC レポートなど)
(2)システム運用管理に際しての留意事項などの取りまとめ(技術メモ)
(3)傾向分析(活動概要など)
3. 国内外のインシデント対応組織、関連する組織などとの連携、国内外インシデント対応組織の立ち上げ支援・指導
JPCERT/CCの歴史は、1992年頃からの有志によるボランティア活動に端を発します。以降、1996年に「コンピュータ緊急対応センター(JPCERT/CC)」 として発足し、2003年に中間法人JPCERT コーディネーションセンターとして設立登記され、2009年に一般社団法人JPCERTコーディネーションセンターとなりました。
* JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)