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JPRSの用語辞典では、ドメイン名やDNS、サーバー証明書に関する用語を紹介、解説しています。
2020年11月にカリフォルニア大学リバーサイド校と清華大学の研究者が発表した、DNSキャッシュポイズニングの手法です。ICMPの実装の特性を利用したサイドチャネル攻撃によって問い合わせのポート番号を外部から推測し、ソースポートランダマイゼーションの効果を減らすことで、攻撃成功の確率を向上させます。
本攻撃によるポート番号の推測には時間を要します。そのため、発表では攻撃可能な時間を確保するための追加の手段として、権威サーバーに問い合わせを大量に送り、DNS RRLを発動させることが挙げられています。
本攻撃の対策として、OSのICMP実装の改良、DNSSECの適用、リゾルバー側で攻撃を検知した際のTCPでの再問い合わせなどが挙げられます。
* DNSキャッシュポイズニング(JPRS)
* TCP/IP(ティーシーピーアイピー)(JPRS)
* DNSSEC(ディーエヌエスセック)(JPRS)
* ソースポートランダマイゼーション(JPRS)
* UDP(ユーディーピー)(JPRS)
* DNS RRLの概要と実装状況(JPRS)
* SAD DNS(SAD DNS公式サイト)
* CVE - CVE-2020-25705(本脆弱性のCVE-ID)
* SAD DNS Explained(Cloudflareによる解説)