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JPRSの用語辞典では、ドメイン名やDNS、サーバー証明書に関する用語を紹介、解説しています。
偽のDNS応答をフルサービスリゾルバー(キャッシュDNSサーバー)にキャッシュさせることで、利用者のアクセスを攻撃者が用意したサーバーに誘導し、フィッシングや送信された電子メールの窃盗などを図る攻撃手法です。
DNSキャッシュポイズニングの例を、通常の名前解決の動作と比較する形で以下に示します。
攻撃者は、権威サーバーからの応答がフルサービスリゾルバーに届く前に発信元などを偽装した応答を送り込みます。送り込みに成功した場合(3’)、フルサービスリゾルバーに偽の応答内容がキャッシュされます(4’)。キャッシュされた偽の応答内容はスタブリゾルバー(DNSクライアント)への応答に使われ(5’)、以降、ユーザーのアクセスはキャッシュされた内容が無効になるまで攻撃者が用意したサーバーに誘導される(6’)ことになります。
* JPRSトピックス&コラム(No.9):新たなるDNSキャッシュポイズニングの脅威〜カミンスキー・アタックの出現〜(JPRS)
* キャッシュポイズニング攻撃対策:キャッシュDNSサーバー運用者向け―基本対策編(JPRS)
* 名前解決(Name Resolution)(JPRS)
* フルサービスリゾルバー(キャッシュDNSサーバー)(JPRS)
* 権威サーバー(権威DNSサーバー)(JPRS)
* 問い合わせ(JPRS)
* 応答(JPRS)